映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』感想-ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンによる引っ越しとテロと犬の病気

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韓国語とは関係ないのですが、ペットの病気という関連があるので、感想を書いてみました。

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キャスト

監督リチャード・ロンクレイン
アレックス・カーバー:モーガン・フリーマン
ルース・カーバー:  ダイアン・キートン
リリー・ポートマン: シンシア・ニクソン
若き日のルース:   クレア・バン・ダー・ブーム
若き日のアレックス: コーリー・ジャクソン

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写真はすべて公式HPより。

あらすじと感想(ネタバレあり!)

年を取った夫婦が、エレベーターなしの5階の上り下りが大変になり、今のマンションを売って、エレベーターつきの家に引っ越しを考えます。
下見客が来るという日に、橋の上でトラックの事故があり、運転手が逃亡し、テロリストによる犯行だと報じられ、また飼っている犬のドロシーがヘルニアを患い手術することに。
引っ越しと、テロ事件と、犬の病気という3つの出来事が並行して話が進みます。

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老後の住まいを考える

夫アレックスは黒人の画家。妻のルースは元教師の白人。
結婚して今のマンションに移り住んで40年。
ということはこの時点で60から70歳くらいでしょうか。
犬のドロシーは10歳。アレックスとドロシーが散歩から帰ってくるとき、二人とも階段がとてもつらそう。

わたし
うちは3階ですが、それでも息が切れます。5階なんて考えられない・・・。
私は今年50歳になりますが、まさに今、老後の住まいを考えているところです。自動車やバイクの運転がいつまでできるのか、バリアフリーがいいとか、田舎より都会が便利だろうかとか、アレックスたちの問題はまさに「わがこと」です。

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犬の病気

ルースは、不動産屋の姪リリーの指示に従い、翌日くる下見客に見栄えのするように片付け中。
このリリーが商売人で、てきぱきしているのは心強いですが、うるさい
仕事はできるのでしょうけれど、お客さんの要望より商売優先な感じが、耳障り
アレックスも、リリーをうっとうしそうに遠ざけていました。

リリーが帰った後、犬のドロシーがおもらしをして、ぷるぷる震えだした。
ルースとアレックスは慌ててタクシーに乗って病院へ向かいます。

わたし
うちのネコは糖尿病ですが、数値に異常があるだけで、本人はいたって元気です。
みるからに苦しそうに震えるドロシー役の犬は、演技ではないでしょうから、本当に病気の犬なのか・・・。

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テロ事件勃発?

病院へ向かうタクシーが渋滞で動けなくなります。
橋で起きた事故が原因ですが、逃亡したトラックの運転手の写真が写され、かぶっている帽子からイスラム教徒だということがわかります。
そこから、テロの可能性が高まり、トラックに爆弾があるのではないか、逃走中の犯人が自爆するのではないかとか、騒ぎになります。

わたし
この映画は2014年制作ですが、その後の2年の間に、パリのテロや、イスタンブールのテロなどがあり、事故や不審者が「テロか!?」という不安に直結する時代だという「説得力」が増してしまっています。

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マンションの下見会

「内覧会」というそうです。無礼なひとやひやかしの客などが大半で、アレックスもルースもうんざりします。
その中で、犬のドロシーの手術費用が一万ドル、10万円以上かかるとか、近所でテロ事件となると売値が下がるとか、ただでさえ大変なマンション売買が、さらにストレスフルなものに。

わたし
マンション売るって大変なんだなあというのが素直な感想です。

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若いころの回想

マンションを売るというのは人生の分岐点ですから、今までの人生を振り返るきっかけにもなります。
ルースは学生時代に裸婦のモデルとしてアレックスと知り合い、恋に落ちます。
今から40年前というと1970年代。キング牧師暗殺が1968年ですから、まだまだ黒人差別が生々しくあったころです。
ルースの家族は二人の結婚に反対します。
反対を押し切り結婚したあと、画家のアレックスが個展を開きますが、「どうせ客なんて来ない」という予想を裏切り、大成功。幸せな結婚生活を送ってきたんだなあということがわかります。

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そして、自宅マンションの屋上で開いたルースの教師退職パーティー。
この席でアレックスがルースに贈ったプレゼントが、犬のドロシーでした。

わたし
幸せなこともつらいことも、すべてが愛おしい40年だったのでしょうね。
うらやましいです。その愛おしい40年=現在のマンション、という感じでした。

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テロリスト容疑者が捕まる

アレックスとルーツは、新しいマンションを探すため内覧会を周り、
ついに気に入った部屋をみつけます。
ちょうど契約のお金を払う場で、テロリスト容疑者がつかまります。
爆弾ももっていなければ、ただの普通の青年です。
事故を起こしたのが怖くて、逃げていただけのようです。
ニュースを見ながら、売り主夫婦が
「テロリストめ」「さっさと死刑にしろ」
など差別的な悪態つくのを見ながら、アレックスは、

見た目や宗教から、勝手にテロリストと決めつけ
勝手に騒いでいただけじゃないか

差別社会や、勝手に騒ぐマスコミに振り回されてきたことが
急にばからしくなります。
「契約は白紙だ」

買うのも、売るのも白紙に。
不動産屋に振り回されず、買い手の入札に振り回されず
自分で自分のことを決められるまで、売らない・買わない。
アレックスとルースが出した答えでした。
犬のドロシーも無事回復して帰宅できると連絡も入り、
めでたし、めでたし。

わたし
見終わった直後は「なんだい、原状復帰かい」と物足りない感じがしましたが、余韻をかみしめているうちに、納得できました。
といっても、私なりの解釈なので、当然ながら見る人ごとに違うと思います。

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最後に原題と邦題

邦題『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』
原題『5 flights up』(5階)
韓国語브루클린의 멋진 주말(ブルックリンのおしゃれな週末)

原題は、5階であるという問題は結局解決しなかったし、
韓国語は、週末に起きた出来事だったけど、何が起きたのかはわからない。
邦題が一番内容に即しているかと思いますが、
それでも「売ります」というけど売らなかったよね、というところが
気になってしまいます。

いえ、不満があるわけでなく、
無理やり、韓国語を出してみただけです。

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