映画『最高の花婿』国際結婚、差別はよくないけれど娘の結婚は…

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フランス映画『最高の花婿』を見てきました。

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キャスト

監督:フィリップ・ドゥ・ショーブロン
クリスチャン・クラビエ:クロード・ヴェルヌイユ(お父さん)
シャンタル・ロビー:マリー・ヴェルヌイユ(お母さん)
アリ・アビタン:ダヴィド・ヴェニシュ(娘の夫)
メディ・サドゥン:ラシッド・ベナセム(娘の夫)
フレデリック・チョウ:シャオ・リン(娘の夫)

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公式HPより

あらすじ(ネタバレあり)

移民社会のフランスで、4人の娘のうち3人が、
アラブ人、ユダヤ人、中国人の男性と結婚した。

娘たちの両親は、仲良くしたい気持ちがあっても、
考え方や宗教、習慣の違いから、不用意な発言をしてしまう。
娘の夫たちも、お互いに多民族をけなしあったり。
それでも「家族」として仲良くしようと努力中。

だらか両親は4人目の娘はフランス人と結婚してほしいと願っていたが、
連れてきたのはコートジボアール人の黒人だった。

最後の希望が砕かれた両親は、
うつ病がひどくなったり、離婚すると言い出したり。

それでも結婚式の日がせまり、新郎の両親がフランスに来た。
新郎の父親もこの結婚に大反対で、
4女は「もう結婚するのは無理」とあきらめかけるが。
両家の父親は、結婚に反対・保守系などの共通点から、意気投合し、
結婚式は、感動のスピーチとともに多民族いりまじってのハッピーエンド。

予告動画

気になった点

感想といいますか、職業柄気になったことがいくつかありました。

国籍か民族か

まず、「〇〇人」という言いかた。

4人娘の夫たちは「移民」で、仕事をもってフランスに定住しているので、
フランス国籍を持っていると思われます。
だから、「アラブ人」「中国人」「ユダヤ人」ではなく「フランス人」のはず。
アラブ系フランス人、中国系フランス人、ということです。

「〇〇人」という言いかたは、国籍を基準にしている場合が多いと思いますが、
日本では、民族を基準に「〇〇人」と言っていますね。

苦労が絶えない両親
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国際結婚の定義

本来は、国籍が異なる二人の結婚が「国際結婚」だと思います。
国籍が異なる二人が結婚する場合、
婚姻届はどうするか、
子供の国籍はどうなるか、
「国際結婚」は、手続き上の問題が出てきます。

映画の中では、この面では「フランス人同士の結婚」なので、
手続き的問題はなく、
宗教、習慣、文化的な摩擦が主な問題です。

民族が異なれば、摩擦が起きやすいものではありますが、
例えば日本国内でも、仏教徒とキリスト教徒の結婚や、
北海道と沖縄の人が結婚するとか、
中には、自民党支持者と共産党支持者が結婚するとか、
考えただけで、大変そうです。
宗教、習慣、文化的な摩擦は、民族だけの問題とは言えません。

四女の結婚
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言葉の問題

国籍より、民族云々より、最も苦労するのが言葉の問題です。
愛し合っている二人は言葉が通じるとか、愛があれば言葉はいらないとか、
どうにかなるとしても、
両家の両親は、互いに言葉が通じないことが多いです。

この映画で、これから結婚する四女の場合、
両家の両親が顔合わせをするのですが、
相手がコートジボワール人、つまり公用語がフランス語の国・・・。
結婚に反対する両家の父親同士、言葉でコミュニケーションがとれたから、
最終的に「和解」できたわけです。

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感想

些細なことを気にしなければ、
民族・文化・宗教などが異なるってどういうことなのか、
面白おかしく描かれていました。

お母さんよりお父さんの方が頭が固い、
中国人は点数稼ぎをするずるさがある、
など、ステレオタイプが気になるところもありましたが、
それは「分かりやすさ」でもあるので、仕方ありません。

お父さん同士意気投合
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大変だけれど、いろいろな可能性もある、
という前向きな物語でした。

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