2015年にみたお芝居~ベストワンはこまつ座「小林一茶」~

hana

2015年にみたお芝居。本数が多くないので、ひとつづつ簡単な感想を書いてみます。

 

2月 六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」

海老蔵がかつて、中村勘三郎に「成田屋の家の芸は荒事なんだし、海老蔵が新作をやるなら、最後は地球を投げるくらいのことをやってほしいね」と言われて生まれた舞台だとか。美しい海老蔵と大好きな獅童の共演とあって、駆けつけました。「未知との遭遇」や「スターウォーズ」からの引用などが印象に残っていて、歌舞伎そのものの魅力はイマイチ。

 

3月 市川海老蔵特別公演「源氏物語」

「地球投五郎」よりさきにこちらのチケットをとっていたので、結果的に海老蔵続きになってしまいました。良いとか悪いとか語れないほど、記憶になにも残っていません。

 

4月 こまつ座「小林一茶」

こまつ座は可能な限り見に行きます。井上ひさしの作品ははずれがない。
俳諧の世界は「座(群れ)」に入らないとならない。才能のある一茶に、ライバルの竹里がラスト、「座を捨てよ、ひとりになれ!」と叫ぶシーンに泣けました。

 

5月 帝国劇場ミュージカル「レ・ミゼラブル」

再演に次ぐ再演の人気ミュージカル。ものすごく楽しみにしていましたが、歌ではない地の台詞も節をつけてしゃべるのがなじめなくて…。あとは、やはり歌舞伎やオペラではマイクなしでも声が通るのだから、マイク使わないでほしい。

 

6月 こまつ座「戯作者銘銘伝」

原作はあるものの、井上ひさし没後の新作です。江戸時代に「お上」の弾圧をうけて筆を折ったり、抵抗したり、知恵を絞ったりしてきた作家たちの姿を描きながら、それは今の作家の姿でもあると。書き手は変わっても精神を受け継いでいくという、井上ひさし亡き後のこまつ座の宣言でもあるのかなあ、と思いました。

 

9月 メルビッシュ湖上音楽祭オペレッタ「こうもり」

オペラは高くてなかなかいけませんが、これはダイジェスト版でお安く、時間も短くてお手頃でした。ダイジェスト版ということで期待していなかった分、意外と満足しました。喜劇だから見終わった後の気分もよかったです。

 

9月 こまつ座「国語元年」

明治に「標準語」を作ろうとした人々の周辺話。原作の戯曲を読んだものの、「方言」が主役ともいえるので、セリフを耳で聞かないことには面白さが分からず、上演を心待ちにしていました。「軍隊を指揮するために全員が理解できる言葉が必要」。なるほど、権力がことばを支配したがるときには要注意なわけです。

 

10月 こまつ座「マンザナ、わが町」

戦時中、アメリカの日系人強制収容所での話。とにかく熊谷真実さん始め、みなさん芸達者~。抑圧される側に立つお芝居をたくさん書いている井上ひさしさん、経歴みると家庭では暴君だったとか。なぜ?なぜ?

 

11月 パルコ劇場「オレアナ」

大学教員(男)と学生(女)に起きたセクハラの成り行き。男性にも女性にも感情移入できないけれど、セクハラと言われるに至るまでのセリフの応酬は見ごたえありました。

 

12月 赤坂ACTシアターミュージカル「スクルージ」

「レ・ミゼラブル」でミュージカルはもういいやと思っていましたが、友達に誘われて「クリスマスだし~」と思って行ってみましたが…。やはりマイクを通した声になじめません。

 

12月 新国立劇場「バグダッド動物園のベンガルタイガー」

戦争の狂気…を描いているので、怒鳴り声が多いのはやむを得ないのですが、大変、疲れました。

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