『太陽の末裔』オンユのあのラストシーンについて、うんちく

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『太陽の末裔』の最終回、もろもろ伏線を回収して、文句のつけどころないハッピーエンドでした。

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『太陽の末裔』ラストシーンの動画

ユ・シジンとカン・モヨン、ソ・デヨンとユン・ミョンジュ
それぞれの甘いシーンを堪能し、
最後は、ウルクで知り合ったダニエルとイェファの結婚式の場面でした。

突然、医師チフン役のオンユが視聴者に語りかけるんですね。


근데 이런 엔딩 너무 좋죠? 인생의 온갖 재난을 사랑으로 극복하고 오래오래 행복하게 살았습니다, 엔딩.
こういうエンディング、いいですよね。人生のあらゆる災難を愛で克服して、末永く幸せに暮らしました、おしまい。

その後、近くの火山が爆発したとアナウンスがあり、
結婚式を中断、医療チームとアルファチームは再び救助活動へ。

舞台と観客を隔てる「第四の壁」

演劇用語で、舞台と客席を隔てる架空の壁を「第四の壁(だいよんのかべ/だいしのかべ)」というそうです。

役者たちは、観客がいることを意識しないか意識していないように見せかけ、
観客は、舞台上のできごとを「作り物」と意識しないように、または、
観客を覗き見の立場に置くことを可能にする「しかけ」です。

『太陽の末裔』のラストシーンは、この「第四の壁」を壊したわけです。

つまり、役者たちは観客がいることを意識し、
観客はこのドラマが「作り物」だと意識した瞬間です。

もちろん、私たちは最初からフィクションと知ってみているわけですが、
作り手側から「これは作り物ですよ」とあえて言われてしまったわけです。

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「第四の壁」を壊した作品たち

役者が突然、観客に語り始める作品といえば、
ウディ・アレンの映画によくあります。

「第四の壁」で検索すると、
ウディ・アレンの「アニー・ホール」が、彼の作品でも特に有名なようです。
「カイロの紫のバラ」は、
主人公が映画館で見ている映画から、役者が飛び出てくる
という、そのものずばりの物語でした。

日本語字幕のものが探せなかったのですが、
聞き取れなくても関係ない、映画から人物が外にでてくる場面。

あと、ミヒャエル・ハネケ監督の「ファニー・ゲーム」
1997年に作られ、2007年にリメイクされています。
リメイクの「ファニー・ゲームU.S.A」の予告編。

ストーリーは、「卵かしてください」と尋ねてきた若者が、
幸せな家族をなぶり殺しにして、ラストは、また別の家に行って、
「卵かしてください」と言っておわり。

観客を意識しています、というのがウリの映画で、
登場人物が観客に話しかけるどころか、
登場人物に都合の悪いことが起きると「巻き戻ししよう」といって、
実際、画面が巻き戻り、出来事をなかったことにしていまう、
という、とんでもない映画です。

「カイロの紫のバラ」は、とても楽しんでみましたが、
「ファニー・ゲーム」は、まったく好みではありませんでした。

『太陽の末裔』では
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最終回で、オンユさんに画面から語りかけられて、
「はいはい、わかってますよ、これはフィクションだよね!」と、

ユ・シジンみたいな完璧な男性なんていないし
ピンチに失敗しない完璧な医者もいないし
イケメンだらけの軍隊なんてありえないし
信頼できる上司、大統領というのも現実には難しいし

「はいはい、ありえないよね!」
と夢から現実に戻りました。

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