イ・ジョンソク『あなたが眠っている間に』第6話をもっと楽しむために!動画と対訳セリフつき
ドラマ『あなたが眠っている間に』放送開始3週目で、やはり面白くなってきました。
殺人者を無罪にする「疑わしきは罰せず」
検事ジェチャン(イ・ジョンソク)の「宿敵」、弁護士ユボムは、
「保険金目当てで弟を殺害したが、無罪にしてくれ」という男の依頼を受けます。
言葉巧みに無罪を勝ち取ったユボムに、ジェチャンは、
男が次の殺人を犯したら、お前の責任だ!と非難します。
が、イ・ユボムは、
それは犯罪を立証できなかった検察側の責任だ!
結果ありきでパズルを組むから失敗するんだ!
きちんとパズルを組んでから結果を語れ!
と反論。
ユボムが「無罪」を主張した根拠は、
刑事事件における「推定無罪の原則」です。
検察官が被告人の有罪を証明しない限り、被告人に無罪判決が下されます。
検察官側の立証が99%正しく見えても、1%の疑いがあるなら、
被告人は無罪。
ユボムは、この1%の疑いを主張してみせたのです。
あぁ、これは。
同じパク・ヘリョンさん脚本の作品、
『君の声が聞こえる』の法廷シーンで、議論されていました。
「合理的な疑い」をパズルで例えると
ユボムの主張した「1%の疑い」と「パズルを組む」たとえ。
『あなたが眠っている間に」の動画がまだ出てこないので、
『君の声が聞こえる』の法廷シーンを貼っておきます。
24秒から検察側の主張
많은 증거의 조각들이 있었지만 백개중의 80개만 맞췄다는 이유로 무죄를 받았습니다. 나머지 20개의 조각으로 다른 그림이 맞춰질 수 있다는 의심, 그 합리적인 의심을 들면서 변호인은 무죄를 주장했죠.
多くの証拠のかけらがありましたが、100個のうち80個しかないという理由で無罪になりました。残りの20個のかけらがあれば全体がかわるという疑い、合理的な疑いを述べることで弁護人は無罪を主張しました。
백개짜리 코끼리퍼즐을 80개만 맞췄다고 그 퍼즐이 사자처럼 보이거나 고양이처럼 보이지 않습니다. 80개만 맞춰도 코끼리라는 건 유치원생도 보면 압니다. 오늘 제가 보여드린 퍼즐이 어떤 그림인지 여러분은 잘 알고 계실 겁니다.
象の絵のパズルが100個のピースだとして、80個まで作ればライオンや猫の絵ではないと分かります。80個まで完成していれば幼稚園児でも象だと分かるでしょう。この場で私が示したパズルが、どんな絵だったのか、みなさんにすでにご理解いただけたと思います。
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4分8秒から弁護人の主張。
검사님은 지금 이사건이 스무개가 모자란 퍼즐같다고 하셨습니다. 물론 스무개가 모자란다고 코끼리퍼즐이 사자퍼즐이 되지 않죠.
検事さんはこの事件が20個足りないパズルのようだと例えました。20個たりないからといって、象のパズルがライオンにはならないでしょう。
그러나 그 스무개 퍼즐이 없기 때문에 그 코끼리가 앞발로 사람을 밟아죽였는지 아니면 공을 차는지 알 수 없을 수도 있습니다.
でも、その20個のパズルがないために、象が足で人間を踏みつけているのか、ボールを踏んでいるのかはわかりません。
만약에 여러분이 그 스무개 퍼즐 없이 코끼리 앞발이 채 맞춰지지 않은 퍼즐을 보며 이 코끼리는 앞발로 사람을 밟아죽였으니 죽이는 게 마땅하다고 내린다면 어떻게 할까요?
もし皆さんが、20個のパズルピースがないまま、象が人間を踏みつぶしているから象を殺してもいいのだと判断したら?
그리고 그 코끼리를 죽인 후 나머지 스무개가 맞춰졌을 때 그 코끼리 맢발 아래 사람이 아닌 공이 있다면요? 죽은 코끼리는 절대 다시 살릴 수가 없습니다.
象を殺した後で、残り20個が完成し、象の足の下にはボールがあったと分かったら?死んだ象は二度と生き返りません。
ユボムの主張は正論
『あなたが眠っている間に』の、ユボムの主張、
それは犯罪を立証できなかった検察側の責任だ!
結果ありきでパズルを組むから失敗するんだ!
きちんとパズルを組んでから結果を語れ!
これは、主張としては正しいんですよね。
ただ、ユボムは事前に依頼人から「弟を殺した」と告白されており、
その事実を隠蔽しているので、その時点で悪人です。
脚本家パク・ヘリョンの集大成?
『あなたが眠っている間に』の主演、
イ・ジョンソクが検察官で、スジがテレビ局の記者です。
同じ脚本家の作品、『君の声が聞こえる』ではイ・ボヨンさんが弁護士で、
『ピノキオ』のイ・ジョンソクがテレビ局の記者でしたよね。
両方とも大好きなドラマですが、この二つからいいとこどりをした作品になったらいいなと期待しています。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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