SPEED「悲しい約束」後編「It’s over」1980年のチ・チャンウク
SPEEDのミュージックビデオ、前編と後編に分かれています。その後編。
前編はこちら
SPEED「It’s over」
1980年5月光州
字幕
그가 떠났다. 우리 곁을
彼が去った。私たちのもとから。
ナレーション
세월이 흐를수록 그날의 기억에 가슴이 저려옵니다.
그날의 고통 그날의 슬픔 잊을 수 없습니다.
영원히 잊혀지지 않습니다.
時間が経つほどに、あの日の記憶に胸が痛みます。
あの日の苦痛、あの日の痛み、忘れることはできません。
永遠に忘れられません。
チ・チャンウクが、兄を失ったパク・ポヨンに、
우리 오늘을 꼭 기억하자
今日をしっかり覚えておこう。
部屋に戻ってサックスを触りながら回想シーン。
It’s over
왜 그렇게 날 보지 않고서
끝이라고 말하지마
なぜ僕をみないで
終わりだと言うな
tell me why
tell me why
It’s over It’s over tonight
널 이렇게
君をこんなに
Over It’s over tonight night
이제는 우리 둘이
끝이란 말 들이
날 밀어 내잖아
もう僕らふたり
終わりだと言うから
僕を押し出すじゃなないか
It’s over It’s over tonight
넌 그대로
君をこのまま
over It’s over tonight
다시한번더 나에게
다가와줄래
더 이상 늦지 않게
もう一度僕に
戻ってきてくれ
これ以上待てない
It’s over It’s over tonight
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そして、三日後
1980年5月21日 (全羅南)道庁
市民に対峙する戒厳軍
バスの上に上がってサックスを演奏するチ・チャンウク。
武器も持たない普通の人々。叫んでいるのは「独裁打倒」。
バスから降りてきたチ・チャンウク。
なんてきれいな目でしょう。惚れ直します。
しかし、軍の隊長でしょうか。発砲を命じます。
この方は、『奇皇后』でチ・チャンウクと共演していたキム・ヨンホさん。
(NICOさんに教えていただきました、ありがとうございます!)
チ・チャンウクを探しに来たパク・ポヨン。
チ・チャンウクのサックスを見つけ、不吉な予感のなか、
「悲しい約束」の女性ボーカル。
다른 사랑 만난다는 그 말
잘 지낸다고 했었던 그 말
다 거짓말이야
나 없이 행복하지 말아줘
눈물이나 너무 눈물이나
너없는 하루도 난 못살아
다 내 잘못이야
他の人と会っているという言葉、
元気にしているという言葉
全部ウソ。
私がいなくて幸せじゃないと言って
涙がでる、とても。
あなたなしでは一日も生きられない
全部私が悪かった
チ・チャンウクを見つけ、抱きしめて泣き叫ぶ…。
시민 여러분 우리를 잊지 말아주십시오.
그리고 기억해주십시오.
우리들의 울부짖음을.
市民の皆さん、私たちを忘れないでください。
そして覚えていてください。
私たちの号泣を。
そして現在。パク・ポヨンとソン・ナウンが追悼に訪れて。
시간이 많이 지났네요.
세월이 흐르면서 지우려고 하면
더 선명해지는 기억이 있습니다.
時間がずいぶん経ちました。
時間が経って消そうとすると、
さらに鮮明になる記憶があります。
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このミュージックビデオに関するニュースを拾ってみたところ、
2013年の作品ですが、このミュージックビデオが公開されると
3日で150万ダウンロードされたり、
また、パク・ポヨンさんがノーギャラで出演したとか、
19歳以下観覧禁止にされるかもしれないとか、
2部作で7億5千万の製作費をかけたとか、
なにかと話題になったようです。
制作側は、5.18を知らない若者が増えているので、
音楽を通して知らせたかった、と言っています。
SPEED「It’s Over」ダンスバージョン
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コメント
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2016年 11月 20日
こんにちは(´∀`)
度々失礼します~
そう言えば、大邱出身の韓国人の友人が、この光州事件については学校でも習わなかったし、
その内容についてはほとんど知らないと言っていたことを思い出しました。
でも、光州では今もこの日には何らかの行事などがあると聞きましたし、
こうしてMVででも、伝えなければならないと思われる方も多いのでしょうね。
知って、同じ過ちを繰り返さないことはとても大事なことですよね。
こちらのMVの最後の『市民の皆さん~』のくだり、『光州5.18』の映画でのイ・ヨウォンさんのお声と少し似ている気がし、それだけで涙が出そうでした…。
さらに多くの方が見て、何かを感じてくれるといいですね(´∀`)
取り上げて下さり、ありがとうございました♪
NICOさま
こめんとありがとうございます!
私が見たニュースで、解説者が、
「光州事件は教科書にでているが、学校や教科書では身につかない」
と言っていました。
インタビューを受けていた高校生たちは
映画「光州5.18(原題:華麗なる休暇)」や映画「26年」で学んだと答えていました。
「26年」は2012年の作品は、私は見ていないのですが、
光州事件から26年後に光州事件の中心人物に報復する、という内容だそうです。
映画や音楽で継承されていく、というのはよい方法ですね。
「市民の皆さん~」の放送は、実際にあったようですね。
私も、この部分、泣けてきます。
いつも本当にありがとうございます。