大人気『暴君のシェフ』暴君の妻カン・モクチュも有名な歴史上の人物

rose-4234060_640

『暴君のシェフ』4話まで公開されていますが、好評です。暴君をとりまく宮廷の家臣たちがみんな王を陥れようとしている悪者ばかりで、その中でも一番悪そうなのが、側室のカン・モクチュです。

スポンサーリンク

ネットフリックス『暴君のシェフ』の概要
歴史的背景について↓

暴君の側室カン・モクチュ

『暴君のシェフ』は、
朝鮮王朝第10代の王である燕山(ヨンサン)君をモデルにしています。

でも、主人公ジヨンがタイムスリップという設定ですから、
完全にフィクションのファンタジー時代劇です。

カン・ハンナさんが演じているヨンヒ君の側室はカン・モクチュのモデルは
ヨンサン君の側室、チャン・ノクスです。

ドラマによく出て来る単語
후궁 フグン(後宮)
物理的に正殿の後方にある宮殿という意味もありますが、
 正式な妻以外の愛人=側室の意味
숙원 スグォン(淑媛)
後宮にも位があって、淑媛は下の位にあたります。

そういえば、『暴君のシェフ』には、
ヨンヒ君の正妻:중전(中殿 チュンジョン)って、出てきていませんね。

歴史上のチャン・ノクス

カン・モクチュのモデル
張緑水(チャン・ノクス)は、やはり悪女として有名で、
燕山(ヨンサン)君をモデルにした小説やドラマ・映画には、必ず出て来るそうです。

『暴君のシェフ』のカン・モクチュは、とても美人ですが、
これまでのドラマ作品でも、チャン・ノクスは美人俳優さんが演じているとか。

でも、実際のチャン・ノクスはそれほど美人ではなかったそうです。

「燕山君日記」によると、
チャン・ノクスはとても貧しい家の生まれで、
何度か結婚もしたが、王族の下男の妻となって子供を産んだ。
そこで、歌と踊りを覚えて、娼妓となった。
と書いてあるそうです。

ヨンサン君が、チャン・ノクスのいる家に立ち寄った時に
チャン・ノクスの歌を聞いて惚れて、宮中に呼び寄せたそうです。
つまり、夫と子供がある状態で王に見初められたわけですね。

スポンサーリンク

すでに子供がいて30代だったといいますから、
ヨンサン君より年上だった可能性も高いのですが、
16歳くらいにみえる童顔だったそうです。

ヨンサン君が何を望んでいるのか、気分を読む能力にたけ、
しかも童顔で愛嬌たっぷり・・・それで、
ヨンサン君のお気に入りになったそうです。

こうなると、歴史の必然といいますか、
チャン・ノクスは自分の家族や親戚たちの身分を上げたり要職につけたり
好き放題するわけですね。

結局、ヨンサン君による粛清(甲子士禍)の後の、
暴君反対クーデター(中宗反正)で、
ヨンサン君は流刑に、
チャン・ノクスは斬首刑になりました。

下女からのし上がって、権力を持った後、権力の座が転がり落ちて、首を切られる
という波乱万丈な人生だったので、小説やドラマの素材にうってつけですね。

そのものずばり
「チャン・ノクス」というドラマがありますね。
1995年、30年前!で、しかもチャン・ノクスを演じたのが、
パク・ジヨンさん=「となりのMr.パーフェクト」ソンニュのお母さん!

チャン・ノクスのキャラクターがなかなか強烈なので、
『暴君のシェフ』でもヨンサン君の妻の座にあるように描かれています。
他の小説やドラマでも、そうらしいです。

でも実際のヨンサン君は、正室の妻を一番愛していたそうです。
正室(中殿)との間に多くの子をもうけ、側室との間の子どもは少なかったとか、
死ぬ直前に「中殿に会いたい」という遺書を残したとか。

『暴君のシェフ』では、カン・モクチュが
これから、どんな悪女ぶりを見せてくれるのか
楽しみです。

よろしかったらお願いします!

韓国語ランキング

自己紹介はこちら

最後まで読んでいただきありがとうございます。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2025年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

カテゴリー

ページ上部へ戻る