ドラマ『白雪姫には死を』の原作小説読んだらかなり違っていた

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図書館に貸し出し予約してあったものが、ようやく手元に届きました。私のように、ドラマを見て原作が気になった人が多いのか、所蔵数1に対して予約数が2桁あり、かなり待たされました。

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ドラマ『白雪姫には死を』は、
同級生2人殺した罪で、刑務所に10年も収監されていた男性が
出所してから、真犯人を見つける話です。

ミステリーものは好きなので、夏休みだったこともあり、
全14話を、かなりな勢いで見た覚えがあります。

犯人捜しのプロセスがとても面白かったので、
原作を読みたくなりました。
ドラマを見終わってすぐ図書館に予約し、ようやく順番が回ってきました。
4か月待ったことになります。

1 (5)
文庫で560ページほどある大作です!

ドラマとの違い

タイトルも原作『白雪姫には死んでもらう』から
ドラマは『白雪姫には死を』と、変わっているように、
登場人物の設定も、かなり異なっています。

だから、ドラマで、真犯人や結末まで知っているにも関わらず、
原作小説はほぼ別物として、とても面白く読みました。

主人公が違う

原作小説は、なんと現在(2025年11月)の時点で10冊も出ている
シリーズもの第4巻でした。
「刑事オリヴァー&ピア」シリーズです。

つまり、ドラマでは主人公コ・ジョンウ(ピョン・ヨハン)が主人公でしたが、
原作は刑事が主人公。

でも主人公の一人である女性刑事のピアは、ドラマには出てきませんでした。
ピアの代わりに、オリヴァーにあたるノ・サンチョルと協力して真相をつきとめたのが
コ・ジョンウでした。

コ・ジョンウにあたるトビアスに感情移入して読み始めたのですが、
刑事の私生活や警察の内部事情の話が多くて、最初とまどいました。

ラスボスが違う

ドラマでは、警察署長のグタク(ビョンムの父)が
一番悪い奴でしたが、
小説では、もっと悪い奴がいました。

事件の真相に迫る後半、ラスボスの存在が浮かび上がってくるほど
ドラマと違う展開になります。
コ・ジョンウにあたるトビアスも出てこなくなるし。

だから、ドラマであらすじを知っているからこそ、
原作の結末がどうなるのか気になって気になって・・・
小説の佳境にはいってから、
仕事帰りに「コーヒー飲みながら1時間だけ」小説読むつもりが、
なんと3時間!最後まで読み続けてしまいました。

ハソルが違う

キム・ボラが演じたハソル。
ソウルから来た医大生という設定でした。
原作小説ではアメリーという高校生。

ドラマでは、ノ・サンチョル刑事とコ・ジョンウと一緒に
捜査に協力していました。
小説でも真相究明に大きな役割を果たしますが・・・。

殺人事件に関心をもった動機がトビアスへの恋心で、
しかもラスボスに監禁されてしまいます。
このアメリー失踪事件で、捜査が急展開していくわけです。

ドラマと違うし、アメリーを監禁したのが誰か気になるし、
アメリーが助かるまで心配でたまらなくて、
最後まで止まらなくなってしまうんですね。

閉鎖的な村社会を舞台にした、
「エゴと嫉妬の恐ろしさ」という中身は同じですが、
小説では、主人公の刑事二人の私生活が絡んでくるので、
その分、ボリュームが増えています。

推理小説、ミステリー好きには超お勧めです!

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