知っておきたい韓国でのお酒のマナー『君の声が聞こえる』第16話から
外国語を学ぶときに、もれなくついてくるのが「文化・習慣の違い」です。
ボツネタ
実は今、韓国語の「単語集」というのを作っています。この手の学習書では、それぞれの章の最後に「コラム」があったりします。
「食事に関する単語」の項目ではコラムのテーマが「食事のマナー」と指定されていて、書きながら思い出したシーンがありました。
どうにか原稿に入れ込みたかったのですが、入れられなかったので、こちらで紹介します。
『君の声が聞こえる』16話
16話では、「ファン・ダルチュン」の裁判がおわりました。
妻殺害の罪で26年間服役していて、病気による刑の執行停止で出所したら、生きている妻に遭遇、妻殺害事件は妻の計略だったとわかり、妻を切りつけてしまった。という事件でした。
裁判員は全員無罪という結論をだし、検察も告訴取り下げて、めでたしめでたし。
シン弁護士をなぐさめるチャ弁護士
26年前に冤罪だったことを暴けなかったシン弁護士は、今回、その無念を晴らしたとはいえ、
26年前の自分の力不足を悔やみながら、一人酒を飲んでいました。
そこにチャ弁護士が登場。
자작하시면 3년간 재수가 없대요.
手酌すると、3年間、運がなくなるとか。
자작:「自酌」とかいて、手酌のこと
재수:「財数」とかいて、運とか縁起のこと
「자작(手酌)」で調べてみると、
자작하면 앞에 앉은 사람이 재수 없다
手酌で飲むと、前に座っている人の運が悪くなる
とも言うらしく、相手がいるのに手酌すると、一緒にいる人の運気を下げる、
なんていわれたら、手酌で飲むわけにいきません。
映画やドラマで、手酌のシーンはよく見ますが、基本的にお酒は一人で飲むもんじゃない、という考えがあるのでしょうね。
最近は、食堂で一人でご飯を食べている人も見かけるようになりましたが、基本、韓国では「一人でご飯を食べるなんてかわいそう」という雰囲気があります。
ましてや、お酒を一人で飲むなんて、ということなんでしょう。
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感動の抱擁
チャ弁護士がお酒の相手をしながら、自分が弁護士になったいきさつを語ります。
7年前、刑事だったチャ弁護士が逮捕した殺人事件の容疑者の裁判を担当したのがシン弁護士で、その容疑者は証拠不十分で無罪になった。
判決がでたときは、シン弁護士を恨んだけれど、
その後、真犯人がみつかり、チャ弁護士は、
「シン弁護士は、無実の容疑者と、誤認逮捕で苦しんだかもしれない刑事の、二人を救ってくださったのです。
それで、シン弁護士のような国選弁護人になろうと決心したのです」
感動の抱擁。
いいドラマは、脇役の人たちがいい味だしていますよね~。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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