『Missナイト＆Missディ』最後まで見ての感想～さわやかな最終回

ネットフリックスで公開中の『Missナイト＆Missディ』、全16話見終わりました。期待せずに見たからか、思ったより面白かったです。そして完全なハッピーエンドの最終回、よかったです。

『Missナイト＆Missディ』作品の概略について

俳優の好演

評判の良いドラマでも、評判の悪いドラマでも、
俳優の演技は良かった
と評価されることが多いです。

もちろん、低く評価されることもありますが、
その場合にも
役柄のキャラクター設定に問題があるとか、
時代劇には合わないとか、
本来の実力が出せない原因があったりします。

『Missナイト＆Missディ』の場合、
なんといっても、イム・スン役のイ・ジョンウンさんの
名演技が光っていたと思います。

29歳のイ・ミジンが突然50代のイム・スンに変身してしまう、つまり
見た目は50代だけど、中身は29歳のイ・ミンジなわけです。

イ・ジョンウンさんは、イム・スンの外見で、
表情やしぐさなどに29歳のイ・ミジンっぽさを出していました。

ドラマの舞台はがソハンという田舎町＝方言使用地域なので、
ソハン市の住民たちは方言で話していました。
イ・ミジンを演じたチョン・ウンジは、もともと釜山出身なので、
釜山方言ネイティブですが、

イ・ジョンウンさんはソウル出身です。
でも、違和感のない釜山方言を話していました。
『私たちのブルース』では済州島方言でしたし、
マルチリンガルですね。

公務員試験に落ち続けるイ・ミジンが、
ある日突然、日が昇っている間、50代に年を取ってしまう
という設定のドラマでした。

29歳が突然50代になるという저주(呪い)を、どうやって解くか。
ミジンが目撃した連続殺人事件が解決したら、
元に戻れるのではないか。

特にミンジの叔母イム・スンが連続殺人事件の被害者だったので、
事件解決のためにミジンに乗り移ったのだと思っていました。

でも、50代のイム・スンは実は叔母ではなく、
ミジンの20数年後の姿だったのでした。

公務員試験に落ち続けていたのは、
ミジン自身が公務員になりたいからではなく、
母親の希望を叶えるためだったから。

自分自身のために生きていないから、
人生の時間を大切にしていなかった。つまり、
今の若さを大事に思えなかった。

自分のやりたいことに邁進すると決心した時に、
ミジンはイム・スンの姿をした50代の自分に別れを告げて、
元の姿に戻れることができました。

最終回で、殺人事件の真犯人と主人公イ・ミジンが対決する場面を見ながら、
当然、
男性主人公ケ・ジウンがミジンを助けるんだろう
と想像していたのですが。

意外にもミジンが真犯人をやっつけました。
殺されていた叔母のイム・スンが助けてくれましたが、
基本的に、ミジンが自力で勝ったのです。

ケ・ジウンは常々、ミジンに、

내가 지켜 줄게요.
僕が守ってあげます。

나만 믿어요.
僕を信じて

と言っていたから、
ここぞと言う場面で出てくると思いましたが、
男性に守られる女性
という時代は終わったんですね。

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