『ヒーラー』で韓国語を楽しく勉強!17話と18話 ちょっと動画あります
教科書で、助詞の로/으로は「手段の로/으로(デ)」と紹介されています。日本語でいうと、「バスで行きます」「箸で食べます」の「で」です。韓国語の助詞로/으로、「手段のデ」以外の使い方をいくつか紹介します。
韓国語の文法が難しくなる理由
韓国語を学び始めると、最初のころは、
친구가 공부를 해요.
友達が 勉強を します。
のように、「一つの単語に一つの意味」を当てはめれば文の意味が分かります。
助詞も、
가/이なら「が」、를/을なら「を」のように、最初のころは「一対一」で覚えますよね。
そのうち、「一つの単語に複数の意味」の単語が出てきます。
일=仕事、用事、事件、現象・・・
などは、動詞との組み合わせや前後の文脈で、どの意味だろうかと判断します。
意味が「一対一」では済まなくなるあたりから、
文法の勉強が負担に感じてくる、という人が多いようです。
でも、ドラマや映画で、「お?こんな意味にもなるのか!」と発見すると、
負担ではなくて、楽しみになるんじゃないでしょうか・・・なるといいのですが。
手段の「で」だけではない로/으로
今日とりあげる助詞の「로/으로」も、たいがいは「で」に置き換えます。
버스로 갑니다.(バスで行きます)
⇒手段
우유로 만들었어요.(牛乳で作りました)
⇒材料
김기로 쉬었어요.(風邪で休みました)
⇒原因
でも、「へ」で使われているのもよく見かけますね。
집으로 갑니다.(家へ行きます)
⇒方向
「に」になることもあります。
실패로 끝났다.(失敗に終わった)
⇒結果
두배로 늘었다.(二倍に増えた)
⇒程度
김밥으로 할게.(海苔巻きにします)
⇒決定
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チ・チャンウクで学ぶ助詞の로/으로
『ヒーラー』第17話で、ソ・ジョンフとチェ・ヨンシンが、納骨堂に行く場面です。
ジョンフが亡き父にチェ・ヨンシンを紹介します。
字幕:彼女はチェ・ヨンシン。
セリフ:아버지, 여기는 채영신.
直訳:父さん、こちらはチェ・ヨンシン。
字幕:父さんが知っているオ・ジアンだ。
セリフ:아마 아버지는 오지안으로 알고 있을거야.
直訳:多分、父さんはオ・ジアンとして承知しているだろう。
ここでの助詞로/으로は、「として」です。
와인의 명산지로 알려져 있다.(ワインの名産地として知られている)
⇒身分・資格
『ヒーラー』第18話では、父親の濡れ衣を晴らしたソ・ジョンフが、ヨンシンに会いに来ました。
ヨンシンの部屋は2階にあるのですが。
部屋に入ったヨンシンはジョンフがいてびっくり。
字幕:どうやって?
セリフ:어떻게 들어왔어?
直訳:どうやって入ったの?
字幕:窓から。
セリフ:창문으로
直訳:窓から。
ここでの助詞로/으로は、「から」です。
하수구로 빠져나갔다.(下水溝から抜け出した)
⇒経由
「経由」は「~を通って」という意味です。
창문에서 들어왔어.(窓から入った)
⇒もともと窓に居て、窓から部屋に入った。
에서は起点
창문으로 들어왔어.(窓から入った)
⇒ほかの場所に居て、窓を経由して部屋に入った。
로/으로は経由地点
この場面の動画、最初の10秒です。「経由の로/으로」が確認できます。
『ヒーラー』のこのシーン、授業でさんざん使い倒しました。
チ・チャンウクの涼しい笑顔に、ついにやけてしまうので、授業向けではないのですが。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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