映画『監視者たち』ハン・ヒョジュ、チョン・ウソン、ソル・ギョング、2PMジュノら豪華出演の名作
冬休みに入って、ずーーっと見たかった『監視者たち』をやっと見ました。噂に違わず面白かったです。
キャストとあらすじ
2013年の作品
原題:감시자들(監視者たち)
監督:チョ・ウィソク、キム・ビョンソ
チョ・ウィソクは、映画『マスター』の監督もしています。もう一人のキム・ビョンソは、『メモリーズ、追憶の剣』の監督。『マスター』も『メモリーズ』もイ・ビョンホンが主演ですね。
ソル・ギョング:ファン・サンジュン
警察「監視班」の班長さん。最初はソル・ギョングだと気が付きませんでした。私に見る目がないのもありますが、ソル・ギョングの演技がうますぎるのも原因です。
チョン・ウソン:ジェームズ
「チョン・ウソン初の悪役」と映画の宣伝にありました。悪役でも格好いいですねえ。6人の部下を高層ビルの屋上から指揮する犯罪グループのボス。ただ映画の中で、彼の一度も名前を呼ばれていないような。ジェームズっていう名前だったのですね…。
ハン・ヒョジュ:ハ・ユンジュ
とにかく可愛いです。監視班の新人。驚異的な記憶力をもつ。
ジュノ:リス
2PMのメンバー、ジュノの映画デビュー作。監視班の若手エース。
あらすじ
ハ・ユンジュが新たに配属された監視班は、容疑者を追跡し監視するのが仕事。緻密に計画された銀行強盗事件が起こった。緻密な網から犯罪組織の一人を監視カメラから割り出し、全員を一網打尽にするため、追跡を始める。事件を追いながら、新人ハ・ユンジュが成長していく。
予告編
いろいろトリビア
はらはらドキドキのサスペンス映画なので、ネタバレしないように、知っておくとより楽しめるトリビアをいくつか。
香港映画のリメイク
『監視者たち』は、香港で2007年に作られた『跟蹤』(邦題「天使の眼、野獣の街」)をリメイクした作品です。
『天使の眼』で、ソル・ギョングが演じたファン班長に該当する役を演じたのが、サイモン・ヤム(漢字で任達華、ハングルで임달화)。
『監視者たち』のラストシーンに、このサイモン・ヤムが登場します。
悪役チョン・ウソンの、背後にいた人物としての登場です。
あら、この顔、どこかで見たような。『10人の泥棒たち』の10人のうちの一人でした。『10人の泥棒たち』は『監視者たち』の前年2012年の作品なので、ラストシーンでの登場にお客さんたちは「うお!」と喜んだことでしょう。
悪役チョン・ウソン
クールで格好いいのですが、セリフは極めて少なかったです。クライマックスでハン・ヒョジュと対面したときに、少ししゃべりました。
字幕:見覚えが?
セリフ:우리 본 적이 있지요.
直訳:私たち、会ったことありますね。
この時の話し方、イントネーションが、若干、不自然に感じました。海外から呼び戻されたとか、海外に逃げるとか言っていたので、海外に拠点をもつ人物という背景を、すくないセリフで表しているのだろうと思いました。
スポンサーリンク
監視班は動物園
「監視班、出動」という意味で、「動物園、開園」と言っているように、
メンバーたちのコードネームがみんな動物。
班長はハヤブサ:송골매
ハン・ヒョジュは子豚:꽃돼지、その後、小鹿:꽃사슴
ジュノはリス:다람쥐
ダチョウ:타조
オウム:앵무새
サル:원숭이
毒蛇:독사
モグラ:두더지
ナマケモノ:나무늘보
他の作品へのオマージュ
映画『オールドボーイ』や『アジョシ』などへのオマージュ・シーンがあると聞いていますが、私はいずれも見ていなくて、分かりませんでした。
でも、ラストの悪役チョン・ウソンを追い詰めるとき、ソル・ギョングの背後に電車がせまっている場面。
ソル・ギョングつながりで、『ペパーミントキャンディ』(2000年)を思い出させます。
『監視者たち』より14年若いソル・ギョング。背後に電車がせまってきているのが、かすかに見えます。
韓国語の原題で「~들(たち)シリーズ」とでもいうのでしょうか、
『감시자들』(監視者たち)、『도둑들』(10人の泥棒たち)が面白かったので、まだ見ていないキム・ウビンの『기술자들』(技術者たち)も、この冬休みに見てみようかと思います。
よろしかったらお願いします!
韓国語ランキング
自己紹介はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
スポンサーリンク
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
こんにちは(´∀`)
私も『監視者たち』結構好きです~
実はチョン・ウソンさん、ちょっと苦手な俳優さんなんですが、この映画で初めてカッコいい~と思いました(´艸`)
たぶん、役どころが似合ってて好きだったんでしょうね。
『オールドボーイ』も『アジョシ』も観ましたが、言われてもどれがオマージュかさっぱり思い出せません。
というか、どちらの作品もあまり後味がよくなく、もう再び観ることはないだろうなと思う作品だったんですよね~
先入観を入れてしまうようですが…。
そして、『技術者たち』も字幕なしでしか観たことないですけど、とっても面白かったですよ。
スカッとする作品と言えばいいでしょうか。
中心の三人の俳優さんがみんな好きだし、最後の方はカメオも多くて笑えます。
で、この『技術者たち』のあるシーンで、『監視者たち』でソル・ギョングさんが言ったセリフと動作が全く同じのが出てくるんですよ。
パロッてるのかな?とよくわかりませんでしたけど、あ!一緒!と思ったんですよね~
どのシーンか気付いてもらえると嬉しいですけども…(´艸`)
それとこの『監視者たち』。
ブレイク直前くらいのイ・ドンフィさんやピョン・ヨハンさんが出演されているのも見どころですよね(´∀`)
私はすでにお二人を認識してから観たので気付きましたけど、見つけた時はとっても嬉しかったことを覚えています~
特にドンフィさんは監視班なのに、あまりしっかり顔が映らなくて…でも声だけでわかってしまうという…(´艸`)
ヨハンさんはしっかり顔が映っているので、静止までして確認してしまいました(*≧∀≦*)
ジュノさんも結構好きなのに、残念な最後でした(*v.v)。
NICOさま
コメントありがとうございます!
チョン・ウソンさん、苦手ですか?
出演作が多くて、嫌でも覚えてしまう俳優さんで、バラエティというかインタビューもいろいろみているのですが、なかなかおちゃめな受け答えをするので、すごく良い印象です。
『オールドボーイ』も『アジョシ』も、後味がよくないんですか…。
『技術者たち』は期待!ですね。
『監視者たち』で、ピョン・ヨハンさんはすぐにわかりました。
が、イ・ドンフィさんは気が付きませんでした。イ・ドンフィさんも、本当に最近何ににでも出ていますよね。
ドラマを見始めて、俳優さんの顔と名前がわかるようになると、面白さが倍増しますね。
この冬休み、見逃した映画をまとめて見ようと思っています。