映画『探偵なふたり』、『探偵:リターンズ』の予習として見てみました。

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これだけ暑いなら、夏休みを前倒しにしてもいいんじゃないでしょうか。移動以外は冷房の効いた室内にいるので、外回りのお仕事の人たちは、本当に命にかかわりそう。今日も駅のホームで倒れている人を見ました。

さて、2018年6月に韓国で公開された『探偵:リターンズ』。前作『探偵なふたり』の続編らしく、続編が作られるからには、前作は面白かったのだろうと、予習を兼ねてネットフリックスで見てみました。

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『探偵なふたり』

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原題:탐정: 더 비기닝(探偵:ザ・ビギニング)
監督:キム・ジョンフン
デマン:クォン・サンウ
(妻子持ちで稼ぎの少ない推理オタク)
ノ・テス:ソン・ドンイル
(有能だが左遷された刑事)

あらすじ
デマンの親友が殺人の濡れ衣を着せられ捕まった。デマンは親友の上司であるノ・テスと一緒に真犯人を捕まえることに。

予告編

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感想

クォン・サンウが、赤ちゃんを抱っこし、おむつを替え、三枚目を演じ、そしてソン・ドンイルが、渋い二枚目を演じています。
それから、ソン・ドンイルが演じるノ・テスの妻役がイ・イルファさんで、
2
「応答せよ」シリーズのファンには、たまらないカメオですね。

俳優さんたちを見るのも面白いのですが、
ストーリーも推理モノであり、コメディーでもあり、家庭というか夫婦モノでもあり、いろいろ盛りだくさんです。

確かに面白いし、2時間しっかり集中してみていられるし、
そこそこ評価も高いと思いますが、いくつか、気になった点もあります。

まず、コメディー要素が強いわりに、追っている事件が殺人事件、しかも連続殺人事件という殺伐としたものなので、笑っていていいのかしら、という気持ちになります。

それから、クォン・サンウとソン・ドンイルが、緊張関係から協力関係になるきっかけの一つに「恐妻家」という共通項があるのですが、どうも共感できないというか・・・。

3

クォン・サンウは、子どもが二人もいて、生活費にも困るほどなのに、仕事より趣味(推理オタク)優先。
妻が口うるさくもなるのも当然だし、父親としても無責任すぎるだろ、と思いますが、映画の視点は、

好きなことやりたいんだもん、いいじゃん。

映画なんだし、コメディなんだし、割り切ればいいのですが、
デマン(クォン・サンウ)を認めると、妻がただの口うるさくて理解のない存在になってしまうのが、納得いかなくて。

そして、追っている事件の連続殺人事件の被害者がすべて女性。
しかも、浮気を疑われた妻たち。
女性に対するまなざしが、なんだか厳しいように感じます。

映画シナリオの公募で、588作品の中からトップに輝いた作品だそうです。


韓国では実は違法

続編の『探偵リターンズ』の中に、

探偵法が国会で通過する前に、市場を占有しなければ

というセリフがあるそうです。
現在、韓国では、信用情報法で探偵と名乗ったり、私設探偵業を行うことが禁止されているそうです。しかし、ムン・ジェイン大統領は、この探偵を公認するという公約を掲げているそうです。

そういう背景があっての、セリフなんですね。

映画でも、容疑者も真犯人も現職警察官だし、この映画以外でも、
警察官の汚職やら暴力やら、腐敗っぷりは日常的に描かれています。

探偵に事件捜査の権限はないとはいえ、
警察が信用できない場合を考えると、探偵の需要はかなりありそうですね。

よろしかったらお願いします!

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!

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