韓国語で「会う」はなんて言う?보다(ポダ)か、만나다(マンナダ)か
単語集、入門ドリル、フレーズ集と仕事が続き、今は「歌詞やセリフで学ぶ学習書」を作っています。学習書を作る場合、通常は、使用語彙について「検定試験に出てくる単語を」とか「日常生活で使用頻度の高いものを」と意識しますが、今回はむしろ日常会話では使わない語彙が並びます。楽しいです!
韓国語の「会う」は2種類
主にK-POPの歌詞を例文サンプルに使うので、
BTCやらエクソやらビッグバンやらセブンティーンやらGfriendやらの
歌の歌詞を片っ端から見ましたが、
よく出てくるのは、
보고 싶다 ポゴ シプタ=会いたい
でしょうか。
そういえば、私の初BTCソングは、Spring Day(봄날)でした。
この歌に、보고 싶다が何度も繰り返し出てきます。
学生さんに強力に勧められて聞いたのですが、いい歌だったので、その後、
希望表現 고 싶다
を学ぶときに授業で使っています。
ただ、このSpring Dayの歌詞をもう少し見ていくと
보게 될까
만나게 될까
会えるだろうか(会うようになるだろうか)
という歌詞が出てきます。使われている動詞は
보다 ポダ
만나다 マンナダ
両方とも「会う」の意味なんですよね。
辞書(国立国語院標準国語大辞典)の説明をみると、
만나다:누군가 가거나 와서 둘이 서로 마주 보다.
(誰かが行くか来るかして二人が互いに相見る)
보다:사람을 만나다
(人に会う)
意味は同じってことでしょうか。
ただ、
보다は、もともと「見る」の意味なので、
その人が「視界に入る」という場合にも使います。
そう考えると、
만나다は、その人に会うことを目的として会う、
というニュアンスを感じます。
先ほどの歌詞、
보게 될까
만나게 될까
のように、並んで出てくると、
日本語訳に違いを反映させるのは、難しいですね。
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보다の意味は広い!
「会う」の意味をもつ動詞の보다ですが、一般的には、
보다=見る
というふうに学びます。
教科書でも、早い段階で登場する動詞です。
영화를 보다
映画を見る
でも、教科書には
신문을 보다
新聞を見る→新聞を読む
という例文も出てきます。
보다は、日本語の「見る」より広い意味で使われます。
どれだけ広いかというと、
집을 보다
家を見る(守るの意味)→ 留守番をする
일을 보다
仕事を見る(処理するの意味)→ 仕事をする
손자를 보다
孫を見る(迎えるの意味)→ 孫を得る
손해를 보다
損害を見る(被るの意味)→ 損害を受ける
시험을 보다
試験を見る→ 試験を受ける
장을 보다
市場を見る→ 買い物をする
선을 보다
見合いを見る→ 見合いをする
변을 보다
便を見る→ 大便をする
実にいろんなものを「見ます」ね。
よろしかったらお願いします!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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