『テプン商事』最後まで見ての感想
ネットフリックスで公開中の『テプン商事』全16話が終わりました。前半は面白くて毎週楽しみにしていましたが、中盤からは「1.5倍速にしちゃおうかな」と思うことが何度かありました。
韓国での視聴率
『テプン商事』、初回の視聴率は
5.9％
第2話の視聴率が
6.8％
かなりよいスタートを切っていたんですね。
私も途中まで見ての感想で、面白いと書いています。
最終話では10％を突破、なかなかよい数字です。
ちなみに、
『テプン商事』の前に放送された『暴君のシェフ』は
最高視聴率17％で、
tvNの土日ドラマで歴代５位です。
視聴率は、他局の競争作が何かにもよって
大きく変動しますので、絶対的なものではありませんが、
『テプン商事』はかなり健闘したんですね。
それでも早送りしたくなった
前半は面白かったです、確かに。
でも、
トラブル発生⇒テプンが破格な解決を思いつく
というパターンが繰り返されて、中盤で飽きました。
また、
テプンを邪魔するピョ商船の親子が
なぜここまでテプンを目の敵にするのか、
隠された秘密がなかなか明らかにならず、
中盤でイラつきました。
さらに、
テプンの親友ナムモと、ミソンの妹ミホのカップル。
ドラマの物語と、ほとんど関連してこないんですよね。
とりあえずサブカップルもいれておこうか
という感じで投入されたような・・・
二人とも高感度高かっただけに、残念でした。
それでも見どころたくさん
最近でいえば、長めの16話。
いろいろ気がかりな問題はすべて解決しました。
最終話で気分すっきりでした。
ピョ商船のバカ息子ヒョンジュンは、
父親の手できちんと裁かれ、
ピョ商船との契約書は、
社員を預かる社長同士として話し合って決着し、
テプン商事を裏切ったチャ次長も、
もとの居場所に戻ってきました。
そういえば、チャ次長のお名前は
チャ・ソンテク 차선택 でした。
선택って、選択という意味の単語でもあります。
テプン商事を裏切る選択
その後の行動、一つ一つ、選択の連続でした。
人生、みんなそういうものですが、
お名前がお名前なだけに、
苦しい立場がよく伝わってきました。
ほかの社員さんのお名前も興味深いです。
最初ミソンさんをバカにしていたコ課長は
コ・マジン 고마진
高いマージンという意味にとれます。
気取った態度のペ代理は
ペ・ソンジュン 배송중
配送中と書いても、ペソンジュンと読みます。
商社が背景なだけに、意図したネーミングなのでしょう。
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ドラマのメッセージ
最終話では、
ピョ商船の社長が、契約書の内容を守らなかった理由を
うちの社員を守るためだ
と語っていました。
この場面での二人の対比が分かりやすかったですね。
ピョ社長は、
自分の社員を守るためによその会社を潰すけれど
テプン社長は、
自分の社員を守るためによその会社を助けます。
それから、
テプンとミソンが、お互いにプレゼントをする場面。
ミソンのプレゼントは
花を育てたがっていたテプンに花の種。
テプンのプレゼントは
大学に行きたがっていたミソンに受験勉強グッズ。
でも二人とも、
すでに夢は「ここ」で実現しているのだといいます。
テプンは花に水や栄養を与えて大事に育てるように
仲間や、協力会社に最大の力を注いできました。
ミソンは大学に入るために勉強してきたことを
会社の仕事で最大限に活用してきました。
夢は「花」とか「大学」という形ではなくて、
その中身であり、その中身はいろいろな形で存在しているんだ
ということなのでしょう。
いろいろ不満もありましたが、
最終回は、完璧なハッピーエンドでした。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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