ドラマ『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜 』に癒される理由
とても楽しみにしていたドラマがあって、事前に評判を検索したところ『私のおじさん』の男女をいれかえただけのドラマ?とちょっと低評価でした。そして『私のおじさん』がべた褒めされていたので、今更ながら見てみたところ・・・号泣。
『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜 』
2018年3月から5月放送
演出:キム・ウォンソク
(「ミセン」、「シグナル」などを演出)
脚本:パク・ヘヨン
(「またオ・ヘヨン」など)
キャスト
パク・ドンフン:イ・ソンギュン
イ・ジアン:イ・ジウン(アイユー)
人生ドラマに挙がる名作
ドラマリビューをいくつか検索してみたところ、
인생 드라마
人生ドラマ
つまり「マイベスト」に挙げる人が多くて驚きました。
しかもレビュー動画だと、
解説しながら感情がこみあげてくるのか、
涙ぐむ人も。
何がそこまで感動させるのか、考えてみました。
分かってくれる人の存在
主人公のドンフン(イ・ソンギュン)は、
一流企業に勤めていて、兄弟仲もよく、地域に仲間もいるのに、
職場の悩みや、夫婦の悩みを吐き出せない。
家族や仲間が大事だからこそ、一人で抱え込んでしまいます。
もう一人の主人公ジアン(アイユー)は、
ドンフンの会社に派遣社員として働いていますが、
借金取立人に追われ、暴力を振るわれていて、
周囲に打ち解けず、心を閉ざして生きています。
ドンフンがジアンに助けの手を差し伸べながら、
ジアンがドンフンの苦悩を知り、
お互いが癒されていく物語です。
ジアンが救われていく姿にも感動しますが、
ドンフンの心が解放されていく姿にも心打たれます。
実はファンタジー?
演出家のキム・ウォンソクさんが手がけている
『ミセン』を思い出す人が多いようです。
私もそうでした。
『ミセン』は、かなり現実を反映させていましたが、
そう考えると、『私のおじさん』は
現実的ではないですよね。
ジアンがドンフンの内面を知るきっかけは、
盗聴
でした。
幼いころから借金を返すために、
借金取りから様々な違法行為に手を染めてきたジアン。
会社の「悪い上司」の政敵を罠にかけるのもお手の物で、
その一環としてドンフンの携帯電話に盗聴アプリを仕込みます。
そしてドンフン。
建築構造技術士として、
経済効率より建物の安全を優先する原則主義者。
電話を盗聴されても、後ろめたいことは何も出てきません。
盗聴というツールも非現実的だし、
内面に弱さがあっても、誘惑に負けないドンフンも
ある意味、非現実的です。
私も
大変だね、いつも見ているよ、頑張っているじゃない
なんて言ってもらいたいです。
でも、盗聴されたら多分、
そんな人だとは思わなかった
と背を向けらる、きっと。
と、考えると、『私のおじさん』は、
結構ファンタジー的要素が強いですね。
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本当のタイトルは「私のおとな」
ファンタジーとはいえ、
それでもこのドラマは強烈なインパクトがあります。
最初見始めたころ、
ドンフンの妻が浮気をしていたので、
ドンフンとジアンも、そうなっていくのか???
と予想しました。
でも、そうはなりませんでした。
私が一番印象的だと思うシーンは、
障害をもつ祖母の面倒をみているジアンにドンフンが、
世帯分離をすれば療養費が無料になる
と教え、ジアンが驚く場面です。
ジアンは21歳。
成人前から、借金を返すために寝る間も惜しんで働きながら、
祖母の介護をしてきました。
借金取りをはじめ、ジアンの周りに大人たちはたくさんいたのに、
ジアンに必要な情報はだれも教えてくれなかった。
ドンフンは、もちろん人並み以上に有能で真面目だけれど、
ジアンにしてあげた「親切」は、
きわめて普通に常識的なことです。
1人でいる職員を会食にさそったり、
介護に関する行政サービスを教えたり、
おばあさんをおぶって家に帰したり。
圧倒的な社会的弱者のジアンが、
初めて出会った「まともな大人」がドンフンでした。
困っている人、悪い道に迷い込んでしまった人たちのそばに
「まともな大人」がいてくれたら。
そして「まともな大人」は、
完璧な人でもないし、強い人である必要もない。
弱くて悩みだらけで傷ついていてもいいし、
落ちぶれていても、「まともな大人」であり得る。
などなどしみじみ考えると、また泣けてきます。
3年遅れでしたけれど、本当に見てよかったです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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コメント
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너무너무 오랜만에 인사드립니다!
가끔씩 들러서 올려 주시는 글은 탐독하곤 하는데 댓글은 정말 너무 오랜만이네요.
별로 상관없는 글에 이런 댓글을 달아서 죄송하지만 일본 블로그는 한국으로 치면 안부게시판 기능이나 쪽지 기능 같은 걸 제가 잘 몰라서 이렇게 엉뚱한 글에 댓글로 실례를 하게 되네요.
이곳은 댓글을 검토한 뒤에 공개하는 걸로 아니까, 읽어 보시고 공개할 내용이 아니다 싶으시면 위의 제 메일로 좀 답장 부탁드립니다. 죄송합니다.
실은 제가 책을 하나 썼는데 코로나 때문에 1년 넘게 미루고 또 미루다 종식될 기미가 안 보여서 이번에 과감하게 출판을 했습니다. 자랑질입니다만 지지난 주 출간이 됐는데 첫 주간 베스트 (교보문고)일본어 단어/어휘 1위, 일본어 전체 2위까지 기록하는 기염을 토햇습니다. ^^;;;
앙대 앙대 코패니즈 한자어 1
https://blog.naver.com/iveen/222510649960
근데 사실은 일본 원어민의 감수까지 거치고 책이 완성된 상태에서 코로나 때문에 미루던 과정에서 하릴없이 책을 점검하고 또 점검하고 했었는데요. 감수자님(번역업체를 통함)이 거르지 못하고 놓친 것들이 발견이 됐습니다. 그래서 불안한 마음에 제가 아는 한국인 영상번역가를 통해 일본인 번역가를 소개받아서 두 번째 감수를 맡겼는데요. 첫 번째 감수자님과 의견이 다른 부분이 꽤 있더군요.
어떤 측면에서 보면 당연한 것일 수도 있는데 아무래도 찜찜한 부분이 있는 건 사실이더군요. 아마도 두 사람의 한국어 이해도 차이에 기인하는 것일 수도 있다는 생각이 들었습니다.
그래서 2권 감수는 한국어 이해도도 상당히 높은 분한테 맡기자 싶은 마음이 들었는데 그때 문득 선생님 생각이 나더군요. 한국어 서적을 여러 권 내신 분이니 아무래도 믿을 수 있을 거 같은 생각이 들어서요.
그러려면 먼저 선생님께서 감수해 주실 의향이 있는지가 가장 중요하겠고,
또 의향이 있으시다면 일본의 경우 서적 감수료는 어느 수준인지가 궁금해졌습니다.
제가 감당하기 벅찬 감수료라면 눈물을 머금고 포기할 수밖에 없으니까요.
돈을 위해 책을 쓴 게 아니니까 출판비용(자비출판을 했습니다) 정도만 건져도 2권을 쓸 생각인데요. 아직은 좀 먼 얘기지만 미리미리 선생님 의중을 알아 두고 싶어서 실례를 무릅쓰고 이렇게 댓글을 씁니다.
그럼 늘 건강하시고 행복하시길 빌면서 답글 기다리겠습니다!
꾸벅~
カワトシさま
お久しぶりです!そしてご出版、おめでとうございます!!
そして嬉しいお話もありがとうございます。
実は今、学習書を2冊作っていて、来年3月まで手が空かない状態です。
ブログも面白いドラマが目白押しなのに、なかなかupできません…。
せっかくお声をかけていただいたのに残念です。
私の好きな分野でもあり、ご本はさっそく注文します。
タイミングあえばご一緒したいですね。
要件のみですが、取り急ぎ。
아, 그러시군요. ㅠ.ㅠ
내년 3월까지면… 조금 애매하네요. ^^;;;
저도 1권이 출발은 좋았지만 이 기세가 지속될지 어떨지도 모르는 상황에서 일단 물어봐 두고 생각하자는 뜻에서 건넨 말이었는데 혹시라도 실례가 됐다면 너그러이 혜량해 주시면 고맙겠습니다.
늘 행복하시고 건강하세요~~~!!!
カワトシさま
お声をかけていただいただけでも光栄です^^
次の機会には必ず!
これから冬がやってきますが、
お気をつけてお過ごしください~。