今年最高の期待作だった『智異山(チリサン)』チョン・ジヒョンとチュ・ジフンが主演
tvNチャンネルで「海街チャチャチャ」の後番組として始まった「智異山(チリサン)」が先日最終回でした。tvN15周年記念番組でもあり、前評判がものすごかったのですが、まさかの「大コケ」と話題になっています。
ドラマ『智異山(チリサン)』
2021年10月23日から12月12日 全16話
tvNの土日ドラマといえば、
「愛の不時着」「サイコだけど大丈夫」「ヴィンセンツォ」
などものすごく力の入った作品が生まれています。
さらに15周年記念番組とうたっているだけに、
主演
チョン・ジヒョン：「星から来たあなた」など
チュ・ジフン：映画「神とともに」など
脚本
キム・ウンヒ：「キングダム」「シグナル」など
監督
イ・ウンボク：「太陽の末裔」「トッケビ」など
これだけ見ても、
大ヒット間違いなし！！！
と誰もが思うでしょう。
あらすじ
韓国の秘境・智異山(チリサン)で、
遭難者救出活動を行うレンジャー部隊のメンバー
ソ・イガンとカン・ヒョンジョが
謎の殺人事件を解明していく。
予告動画(韓国語)
画像をクリックすると動画になります。
13秒あたりから
無線：서이강! 강현조!
ソイガン！カンヒョンジョ！
無線：조난이다
遭難だ
이강:그날 산에 우리만 있었던 게 아니다.
あの日、山に私たちだけがいたんじゃない。
누군가 저 산 위에서 사람들을 죽이고 있다.
誰かがあの山の上で人を殺している。
ストーリーに意外性なし
脚本家キム・ウンヒの代表作
「シグナル」「キングダム」では、
犯人はだれ？
原因はなに？
などの疑問が解かれていく過程がとても緻密で、
반전（反転）：どんでん返し、状況の逆転
が繰り返される面白さがありました。
ところが『智異山(チリサン)』では、
반전（反転）がないのが반전（反転）？
と言われるくらい、犯人にもその動機にも
意外性がありませんでした。
そんなわけで、
智異山なだけに「智異山から下山した」
という人が続出して、
視聴率も右肩下がりとなってしまいました。
キム・ウンヒ作家さん、どうしちゃったの？
キム・ウンヒ史上、最悪の作品
とまで言われています。
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うっとうしいPPL
お金がかかっている作品だと、
PPL（間接広告）が毎度、話題になります。
『智異山(チリサン)』でも、
市街地からはるか離れているレンジャー部隊の事務所で、
サブウェイを食べている、とか
遭難者救出活動というテーマでありながら、
化粧品の紹介が始まったり、とか
突然、コマーシャル？と錯覚するくらい、
ストーリーに関係なく、商品が登場して、
ドラマに集中できない
という苦情が殺到したそうです。
CGの質がイマイチ
PPL（間接広告）で資金を確保したはずなのに、
遭難シーンや救出シーンなど
背景と人物が、あきらかに合成だとわかるほど
CGがイマイチでした。
智異山の上から眺める景色は美しいし、
深い山の中は幻想的だし、
期待通り、期待以上のものもありますが、
全体的には、「明らかにCG」とわかる場面が多く、
これも興ざめの一因でした。
『智異山(チリサン)』日本での放送は？
どんなにお金をかけても、
実力ある豪華キャストをそろえても、
業績ある監督、脚本家が作っても、
面白いドラマはなかなか生まれないものですね。
とはいっても、
1話の衝撃は、その後の展開に期待が高まるし、
つまらなくなったらいつでも「下山」できますので、
一見の価値あり（散々な評価をしておいて笑）です。
しかし、『智異山(チリサン)』の日本での放送は現時点で未定。
中国の通信事業会社iQIYI（アイチイ）が
『智異山(チリサン)』の海外版権を購入したそうです。
期待通りの視聴率がとれなかった
という事実が、
『智異山(チリサン)』の海外放送にどう影響するでしょうか。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように！
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