韓国人はスキップをしない!? 韓国語でスキップは何というのか?
現在、一般の方を対象にzoom授業を行っているのですが、その受講生の方から「韓国語にはスキップという言葉がないと聞きました」という情報が寄せられました。嬉しいことがあった時に「タッタタッタ♪」と跳ねて歩くあのスキップです。気ままで気がつきませんでしたので、さっそく調べて、授業で紹介しました。
「スキップ」を検索
まずオーソドックスに韓国語で検索してみました。
スキップ 스킵
ヒットしたものを見ると、たいていが、
広告をスキップ
など「とばす」の意味のものばかり。
その中で一つ、こういうものがありました。
ガールズグループの日本人メンバーがスキップをしています。
画像をクリックするとgifで動いている姿が見られます。
このgifのタイトルに스킵(スキップ)が入っています。
ところが!
このgifの下にあるコメント欄を見てみると・・・
이게 몬데???(綴りは間違ったものです)
これは何???
なるほどこの動作に「スキップ」という言葉がついていないことが分かります。
そして、この質問に対して、
백과사전 百科事典
と書かれていて、辞典での説明が書きこまれていたり、
깽깽이 片足けんけん
と回答されていたり。
百科事典による解説
さっそく、百科事典の解説を見てみました。
日本語訳
skip.
英単語で、動詞と名詞的用法の両方がある。
動詞の場合は「とばす/省略する」、名詞の場合は「飛び跳ねる」という意味をもつ。
通常「とばす」の意味で使われるが、
もともと片足ずつ交互に軽快にぴょんぴょん跳ねながら前に進む動作を意味する単語である。
韓国ではこの意味ではほとんど使われず、「順番をとばす」という意味でのみ使われる。
なるほど、韓国では「スキップ」という言葉、
「とばす」以外では使わないのですね。
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「スキップ」という単語なくてもOK?
「スキップ」という言葉がなくても、
その動作はあるんじゃないか?
と思い、「スキップ探し」を続けました。
育児情報サイトにこのような記述がありました。
49~52개월 아이들은 번갈아가며 한쪽 발로
껑충껑충 뛰어갑니다.
49~52ヵ月の子供は、交互に片足で
ぴょんぴょん跳ねます。
本来なら、
「スキップ」ができるようになります。
と一言で表せるものを、辞書的な表現になっています。
では、英語や日本語に「スキップ」と出てきた場合、
韓国語への翻訳はどうなっているのでしょう。
なるほど、
あくまで「ぴょんぴょん飛び跳ねる」なんですね。
ぴょんぴょん飛び跳ねる
というのは、やはりウサギの動作をイメージしてしまうので、
スキップじゃない!
と叫んでしまいます。
ドラマでみたスキップらしきもの
そういえば、ドラマでスキップらしきものを
見た記憶があります。
画像をクリックすると動画になります。
1分40秒あたりからご覧ください。
「君の声が聞こえる」第14話の台本を見てみると、
この動作の説明が以下のように書かれています。
시작은 멋진 모델같은 쿨한 걸음걸이.
그러나 이내 유주얼 스스펫트처럼 스텝이 바ㅣ뀐다.
흥겨운 투스텝으로 그러더니 아예 공중에서 발박수까지 치는 관우.
最初は格好良くモデルのような足並み。
そのうちユージュアル・サスペクツのようにステップが変わる。
興に乗ってツーステップで、そのうち空中で足拍手までするグァヌ。
スキップとは少し違いましたが、
투스텝 ツーステップ
という表現もアリですね。
よろしかったらお願いします!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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