『医師チャ・ジョンスク』最終回まで見ての感想などなど
『医師チャ・ジョンスク』の最終回について、感想を検索してみると結構賛否両論ありますね。不倫男女の「社会的成功」と、主人公の「新しい恋」の結末など、人によって感想が異なるようです。
『医師チャ・ジョンスク』全16話
夫が医師で、本人も元医師だったチャ・ジョンスク。
自分の病気をきっかけに、医師としての人生を取り戻す物語です。
夫（チェ・イノ）とジョンスクの結婚は、
出来ちゃった婚
チェ・イノにはもともとスンヒという恋人がいた。
ふたりの関係は、イノの結婚後も続いていて、
イノとスンヒとの間にも娘がいた！！
ジョンスクの健康と人生を心配してくれる、
頼もしい医師ロイ・キムが、
ジョンスクを陰に日向に支えてくれる。
という、あらすじだけ見ると、
ドロドロ昼ドラ
の印象がありますが、
感動と勇気とさわやかな人生再出発ドラマ
でした。
主人公たちの名前
このドラマを見ていて、途中で主人公の名前について、
不倫夫：최인호（チェ・イノ）
・・・최の子音の点をとると、죄（罪）！
主人公：차정숙（チャ・ジョンスク）
・・・動詞차다（蹴る、男女間で振るという意味）
という言葉遊び的要素、作り手側が意識したのかどうかは分かりませんが、
面白いですね。
そして主人公の「ジョンスク」が、古臭い名前だなーと思ったのですが、
お母さん世代のありふれた名前
という意図が、あると思われます。
「82年生まれキム・ジヨン」のように。
それぞれの結末について
二股かけていたのチェ・イノは、
なんと、最年少の病院長に出世しました。
でも、一緒に祝ってくれるはずの家族はいません。
社会的成功が大きいほどに、孤独が際立つ、
という結末でした。
イノと不倫を続けていたスンヒは、
資産家の父親が所有していた病院を継ぎました。
娘が「お父さん離婚しかたらお母さんと再婚する可能性ある」
と勧めます。
この2人が結ばれるのじゃないか
罪深い2人がハッピーになっていいのか
という批判をいくつか見ました。
でも、イノは深い後悔の涙を流していたし、
スンヒは、新しい仕事に没頭しているし、
この2人が結ばれることはない、と思います。
スンヒは、この間のイノの態度と、
何より、ジョンスクのお母さんからの手紙
今からでも自分に胸を張れる人生を送るように
で、ようやく目が覚めたようですし。
そして、ジョンスクの判断。
義理母の借金を返してあげたり、
夫の不倫を病院に暴露しないの？
など、復讐が甘すぎるという批判もありました。
でも、自分の人生を充実させることにおいて、
義理母や元夫のことって、
どーでもいーや
って気になるのも、分かる気がします。
ロイ・キムの告白を断ったのも、
新しい人生に、男はいらん、
という選択、気分がよかったです。
これまでのジョンスクを見ていて、
ロイに、恋愛感情を抱いていない、ということが表われていましたし。
ジョンスクもスンヒも、
人生の充実、自分に誇れる人生
ひとりで踏み出しているのが、印象的でした。
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俳優さんについて
主人公を務めた엄정화（オム・ジョンファ）さん。
ご自身も、甲状腺がんの手術経験があるそうです。
韓国のマドンナ
と言われるほど、歌手として成功を収めているところに、
甲状腺がんの手術で、声帯の神経が麻痺が残り、
歌手活動より俳優活動を増やしているとか。
この作品への思い入れも、大きかったと思います。
ロイ・キムを演じた민우혁（ミン・ウヒョク）さん。
身長187㎝で、がっしりした体格が印象的でした。
LG TWINSという球団の、プロ野球選手だったそうです！
その後、歌手活動、ミュージカルの舞台にもたくさん出ています。
びっくりですね。
チェ・イノ役の김병철（キム・ビョンチョル）さん、
本当に、憎めない悪役を演じていましたね。
でも、彼の一番の作品といえば、トッケビの박중헌（パク・ジュンホン）
そして、파국이다（破局だ）のセリフ。
「医師チャ・ジョンスク」の各種レビューでも、
파국 아저씨（破局アジョシ）
と呼ばれていました。
ストーリーも十分に楽しめましたが、
俳優さんたちの演技が、なにより素晴らしかったです。
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