パク・ボゴムの『青春記録』第9話10話で、うるっときたシーン。日韓対訳つき
『青春記録』あっという間に折り返し地点を過ぎました。物語に大きな起伏があるわけではなく、パク・ボゴムの表情を見るだけで満足だというドラマです。でも、相手役のアン・ジョンハとその父親の関係が、ぐさっと刺さりました。
アン・ジョンハのお父さん
『青春記録』の第9話。
パク・ソダムが演じるアン・ジョンハは、
勤め先の美容院を辞め、
自分のショップを持つために、自宅を売ろうと考えています。
そんなタイミングで父親が訪ねてきて、
自宅を売るな。店の資金は父さんが出す
と言ってくれましたが。
내 인생이야. 내가 알아서 할 수 있어.
私の人生よ。自分でどうにかするわ。
아빠한테 신세지기 싫어.
お父さんの世話にはならない。
お父さんは、
幼少期に夫婦仲が悪かったせいで、
ジョンハが人に頼らなくなったと謝ります。
항상 마음을 다잡아.
いつも自分に言い聞かせてきた。
누군가에게 의지하면 떠날까봐
誰かに頼ると、いつか去ってしまうんじゃないかと
불안해하면서 살아야할 것 같아서
不安を抱えてしまいそうで
これを聞いたお父さんは、
자식이 부모한테 받는 걸 왜 신세라고 생각해
親の助けを借りることがなんで迷惑なんだ
아빠 거절하는 거잖아
父さんを拒絶しているじゃないか
너 맨날 그런 식으로 아빠 벌 주잖아
お父さんに罰を与えている。
아빠 말로만 좋아한다고 하면서
口でお父さんを好きだと言いながら
마음으로는 용서 안 했잖아
まだ父さんを許してないんだろ
このシーンがグサグサ刺さり、
不覚にも泣けてしまったのです。
父親の援助を受けたジョンハ
第10話で、アン・ジョンハは、
お父さんが、娘の結婚資金としてためていたお金を受け取ります。
恋人のサ・ヘジュン(パク・ボゴム)は、
それはとても良い選択だ
と褒めてくれました。
その時のアン・ジョンハのセリフ。
남한테 도움을 주는 걸 좋아하면서
助けるのは好きなのに
왜 남의 도움을 잘 받지 못하는 건가
なんで人に助けてもらうのは苦手なのかな。
私も含め、こういう人、多いですよね。
ものを貰ったら、お返ししなきゃと思い、
手伝ってもらうと、自分の能力が足りないからだと思い、
頼まれると嬉しいのに、頼むのが苦手・・・。
相手の負担になりたくない、
迷惑かけたら、嫌われるんじゃないか、
常に役に立つ人間でいなければならない、
という思いがあるからでしょう。
幼少期に、
無条件に愛された、という実感が足りないから？
これをアダルト・チルドレンというのか？
などなど、自己分析をしたり。
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自立した人生の裏側
私と父親の関係は、長らくよくありませんでした。
長男を望んでいた父親のもとに生まれた「次女」。
祖父母や叔父叔母含め、あからさまに、
出来損ない扱いをされていました。
期待されていない分、自分の好きなことができるじゃないか
と吹っ切ったつもりでいましたが。
離婚後、
長男が大学4年生、長女が大学1年生
2人とも、私立大学で、
骨身に染みる教育費地獄・・・。
元夫は、基本的にいい人ですから
（離婚の原因はすべてワタクシのワガママでございます）
助けてほしい
と言えば、助けてくれるだろう人です。
でも。
わたしは自立しているのだ！
頼ったら負けだ！
と意地を張りつつ、
でも内心、
父親なら教育費払って当然じゃないか
なんで自分から払うって言わないんだ。
気の利かないヤローだな
と思っていて、そうとう拗らせていました。
そんな時に、姉がひと言
元夫君にも、教育費を払わせてあげなよ。
と言いました。
払わせてあげる。
なるほど、教育費を払うことで、彼も
父親の役割を果たしたと思うことができるわけで、
子どもにとっても、
自分に関心を持っていてくれている
と実感できる。
私は、
払わせてあげないことで、
自分と元夫を罰していたのだなあ…
そして、元夫に、
助けてほしい
と勇気を振り絞って頼ったのでした。
それ以来、ちょっぴり人生が楽になった気がします。
アン・ジョンハを見ながら、
思い出してしまいました。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように！
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