ネットフリックス映画『ワンダーランド』超豪華キャストだけど、面白いのか

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猛暑、酷暑で必須の外出以外は冷房の効いた部屋で過ごしたくなります。映画館で映画を見るのは必須の外出である人生のはずが、今年はさすがに家で見られる作品を優先してしまいます。ということで、ネットフリックスで公開された『ワンダーランド』を見てみました。

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映画『ワンダーランド』

2024年6月公開(韓国)
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「ワンダーランド」とは、
死亡あるいは植物人間状態になった人を人工知能で復元し、
記憶や性格をそのままもった仮想人間を作るサービスシステムのこと。
生きている家族や恋人は、仮想人間とビデオ通話ができる。
依頼人は生前に、希望する職業や生活場所を決めることができる。

「ビデオ通話」は韓国語で、
영상통화(映像通話)といいます。

キャスト
ヘリ:チョン・ユミ
ヒョンス:チェ・ウシク
二人はワンダーランドのサービスを提供する会社の担当者。
ヘリは自分の両親がワンダーランドの仮想人間になっている。

バイリー:タンウェイ
ワンダーランドで考古学者として働き、
娘・母親とビデオ通話をしている。

テジュ:パク・ボゴム
ワンダーランドの宇宙船にいる。
恋人のチョンイン(スジ)とビデオ通話をしている。

ソンジュン:コンユ
ワンダーランドのシステム管理をしている仮想人間。
バイリーの後を追うようにして現れる。

予告編はこちら

コンユ、チョン・ユミ、チェ・ウシク
この3人は、「新感染ファイナルエクスプレス」で共演しているし、

コンユとチョン・ユミは「82年生まれ、キム・ジヨン」で夫婦役だったし、
トガニ 幼き瞳の告発」でも共演していたし、

コンユとパク・ボゴムは「ソボク」で情報員とクローン人間でした。

そして、キム・テヨン監督とタンウェイは、実生活で夫婦です。

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「失敗作」と言われる原因

ストーリーよりも出演俳優さんや監督夫婦の話題が先行しがちですが、
それ以上に話題なのが、
2020年に撮影してから、公開まで4年もかかっていること。
2020年・・・コロナですね。

それが原因かどうかわかりませんが、
興行的には「失敗作」となってしまいました。
観客動員数:62万(損益分岐点290万人)

パク・ボゴムが兵役につく前に、
兵役中に映画『ワンダーランド』でパク・ボゴムに会える
と話題になった記憶があります。

それが、除隊しても映画はまだ公開されていない、という状況だったわけで、
ようやく公開されたけれど、
公開できないなんらかの問題があったんじゃないか
と敬遠したお客さんもいたかもしれません。

まあでも、実際に『ワンダーランド』を見てみると、
公開時期と関係なく、そもそもあまり面白くない、というのが正直な感想です。

キム・テヨン監督の代表作といえば、
「家族の誕生」があります。(アマゾンプライムで配信中/2024年8月現在)
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「家族の誕生」は面白かったです。いわゆる商業映画ではなく、
大きくヒットしないけれど「良質な作品」を監督さんのようです。
静かな作品、つまり大きな出来事で大きな変化が起きる物語ではありません。
見終わって、しみじみじわじわ「いいお話だったなあ」と感じました。

『ワンダーランド』は、主役級の俳優さんが多すぎて、
それぞれの物語が分散してしまった、という感じです。

登場する仮想人間は、
バイリー、テジュ、
もう1人、ジング(祖母の依頼で作られた仮想人間の孫)
3人の物語があります。

それぞれ仮想人間たちの、
若くして死に直面した事情や、
生前の家族や恋人たちとの関係など
説明がないので、物足りなく感じます。
そして、仮想人間テジュやバイリーの行動についても
説得力がありません。

そしてコンユが演じた仮想人間ソンジュン。
「82年生まれ、キム・ジヨン」で夫婦だったせいか、
チョン・ユミ演じるヘリと、なんらか特別な関係だった?
と期待していましたが、結局ただのシステム管理員だった模様。

いろいろ残念だったり期待外れに感じるところはありますが、
それでも!
これだけの俳優さんたちが出ているので、
なんとなく最後まで見れてしまいました。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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