『神と共に』噂に違わず、期待を裏切らない面白さ
いつになったら日本に上陸するのか。韓国で『神と共に1』が封切られたのが2017年12月。心待ちにしている人たちも多いはずですが。
『神と共に』
『神と共に―罪と罰』2017年12月公開
『神と共に―因と縁』2018年8月公開
監督:キム・ヨンファ
(「カンナさん、大成功です」の監督さんですね)
三人の死神
カンニム:ハ・ジョンウ
ヘウォンメク:チュ・ジフン
トクチュン:キム・ヒャンギ
『神と共に』1と2ともに大ヒット
映画みたのはかなり前で、感想を書こうと思いながら、
後回しにしてきました。
話題作なだけに、韓国での評価もいろいろあり、あれこれ読んでから、
と思っていたら、もう、きりがなくて。
それにしても、2作品とも観客動員数が1千万を超えるなんて、
すごいです。
『神と共に―罪と罰』14,410,721名 歴代2位
『神と共に―因と縁』12,235,883名 歴代12位
映画の出来としては、「因と縁」のほうが良かったというのが
全体的な評価ですが、観客数は「罪と罰」に及ばず。
そして「因と縁」は、お?さらに続編あり?という終わり方でした。
監督さんは『神と共に』その3もその4も作りたい、と言っているようですが、
どうでしょう。
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『神と共に』ざっくり感想(ネタバレなし)
『神と共に』1と2。
ひと言でいうと、
1はCGを楽しみ、2はストーリーを楽しみました。
1の「罪と罰」
1は、あの世のシステムの紹介、という感じで、
死後49日の間にうける7つの裁判
살인 나태 거짓 불의 배신 폭력 천륜
殺人 怠惰 嘘 不義 裏切り 暴力 親子
それぞれのCG画面にいちいち「おお!」と驚く、という感じでした。
チャ・テヒョンが演じる死者・チャホンと一緒に
7つの裁判を回っていくわけですが、
親子の情で片づけてしまった展開に、ちょっとがっかり。
レビューをみると、それを批判している人が多かったです。
2の「因と縁」
2は、3人の死神の過去がメインです。
ヘウォンメクとトクチュンに、過去、どういう縁があったのか、
家の守り神になったマ・ドンソクが語ってくれます。
生前の記憶はおぞましいものなのか
死神たちの記憶が消されている、というのは、
ドラマ『トッケビ』でも、そういう設定でした。
そして、記憶を消されずに、持ち続けるというのが、
ある種の制裁である、というのも『トッケビ』と同じ。
死神が守るべき掟を破ったイ・ドンウクへの制裁が、
「過去の記憶をよみがえらせる」、というものでした。
まあ、死神というものが、
この世で、なんらかつらい人生を送った人が
あの世で、修行するための仕事、
という設定のようですね。
それにしても、死神ってイケメンばっかり。
私が初めてドラマで見た死神は
「私の期限は49日」のチョン・イルウ。
『神と共に2』のテーマ
3人の複雑な関係、途中で気がついてしまいますが、
それでも、泣けます。
「赦し」がテーマなんでしょうか。
見ごたえありました。
あの世を収める閻魔大王
イ・ジョンジェさん。
なにかのインタビューで、
友情出演と聞いていたのに、出番が妙に多くて騙された
なんて言っていましたが、本当に重要な役どころ。
『神と共に』また、改めてじっくり感想書きたいです、いつか。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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コメント
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2部の上映が始まったので行ってきました。
全般的にハリウッド映画的な作り(スピーディ、荒唐無稽、CG多様)なのに、最後の落ちはやっぱり韓国。そうこなくちゃと思いましたね。
しかし、人の関係(因縁)は、デジャブ感あり。トッケビと似てますね。
それでも それぞれに切なくて、泣けました。
贖罪と許し 1000年かかってやっとこの境地に至る というのは、人は罪を1000年も悩み苦しみ やっと受け入れられるんでしょうか。それこそ地獄そのものかもしれません。
閻魔大王のエピソードに笑っちゃいました。疲れる職業なんでしょうね。ご面倒かけてすみませんと言いたいです。
屋敷神 マ・ドンソク 味のある人です。わたしもあんな屋敷神に守ってもらいたいです。
韓国では役所が地上げって そこまでやるんですかね?ひところ東京でもあくどかったそうですが。
1部があまりにもジェットコースターであれよあれよと見ていたので、2部になって なぜこんなことになったんだけ?と詳細を覚えていず、また近じか再映画あるようなので、もう一度確かめに見なくては。
ところで、一番行きたくない地獄はどこですか?私はあの大きな石臼にゴロゴロ追いかけられる怠惰地獄です。力尽きるまで走り続け とどのつまりは逃げ切れないってつらい。
ponさま
第2部、ご覧になったのですね。
前世がからむお話って、多いですよね。
「許し」は、多くの作品でテーマになっているほどに、人間の永遠の課題なんでしょうね。
それこそ、トッケビでも「本当は愛されていたのに」と言っていたように、許しと愛はセットですね。
最近、超売れっ子のマ・ドンソクさん、力自慢の役柄ばかりのなか、この作品では、
反撃できない弱っちい姿が、かわいらしかったですね。
地獄ですか…。私は痛いのも苦しいのも嫌なので、どこも行きたくないです(笑)。
石臼に轢かれて一瞬で死んでしまえるなら、と思いましたが、苦しいだけで死ねないんでしょうね、地獄って…。
コメント、ありがとうございました!
待っていた日本公開 まず1部を見てきました。
ハ・ジョンウさんも楽しみでしたが、チャ・テヒョン、オ・ダルスさんも出ていて、地獄めぐりのおどろおどろしさからふっと場が和みます。
地獄で生前の罪を裁かれるストーリーというので、地獄絵図のホラー映画風かと思っていました。しかし、壮大というか これでもかというCG嵐で、これってマトリックス?ハムナプトラ?ハリポタ?インディ?見たことあるある満載で、笑ってしまいました。作っている人たちの歓声が画面から聞こえてきそうでした。
オモニと息子たちには泣けますが、いかにも韓国らしい家族の情に思えました。日本ではこういう描き方にはなりませんよね。
韓国の俳優さんて若手から熟練者まで、みんなうまいし層が分厚いです。あれこれ考える間もなく、ジェットコースターであれよあれよと連れってってもらった感です。
2部はマ・ドンソクさんですね。どんな展開になるのか 1か月後の公開が待ち遠しいです。
ponさま
ご覧になったのですね。
面白かったので、日本でも公開されたら見ようと思っているのですが、
ここのところまったく余裕がなく…。
映像が豪華ですよね。
オ・ダルスさんの「最後の?」出演作かもしれないと思うと、
少し残念な気もします。
親子の情愛で着地させるのは、本当に韓国らしいですよね。
韓国内では「またか!」という批判もあったようですが。
原作が漫画だそうなので、原作も読んでみたくなります。
第2部の感想もぜひ、お聞かせください~。