『主君の太陽』アパートやマンションなど住宅を韓国語で何というか
『主君の太陽』では、主人公のテヤン(コン・ヒョジン)が、幽霊が見える能力を持ってしまったため、狭いアパートに引きこもっていた、という設定です。
『主君の太陽』第11話の会話から
チュ・ジュンウォンは15年前に身代金目的で誘拐され、
その犯人が当時の恋人で、逃走中に死亡。
チュ・ジュンウォンの父親が、その事件を調べるためにカン・ウを雇い、
チュ・ジュンウォンが社長を務めるキングダムで働かせていた。
カン・ウは社長につきまとっているテ・ゴンシルが事件の関係者と思って
同じアパートに住んで監視していました。
調べるうちに事件の関係者ではないとわかり・・・。
字幕:引っ越しはするかも
セリフ:아, 저 이사는 할지도 몰라요.
セリフ:引っ越しはするかもしれません。
字幕:出て行っちゃうの?
セリフ:강우씨 고시텔에서 나가요?
セリフ:カン・ウさん、コシテルから出ていくの?
セリフにある「コシテル」は字幕にでてきません。
この場面以外にも「コシテル」という言葉は
一貫して字幕では無視されています。
韓国のコシテル
もともとは、「考試」といわれる国家試験をうけるため、
長期の受験勉強をする学生のための安いアパートを
고시원:コシウォン(考試院)
と呼んでいました。
家賃が安いので、学生だけでなく社会人も住むようになり、
고시텔:コシテル(考試+ホテル)
리빙텔:リビングテル(リビング+ホテル)
という名称も出てきました。
コシテルのほうが、コシウォンより少し高いそうです。
テ・ゴンシルの住むコシテルの内部。
台所スペースがあって、意外と広々しています。
「コシテル」で検索して出てくる写真。
とっても狭いです。
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マンションとアパート
先ほどの第11話の会話の続き。
字幕:いいマンションを借りたけど。
セリフ:아파트 다 구해놨는데
セリフ:アパート手に入れてあるけど
セリフ:총무가 잡으니까 어쩔 수가 없네.
セリフ:管理人が引き留めるから、仕方ないな。
セリフ:안 갈게요.
セリフ:出ていきません。
カン・ウが部屋から出た後、
字幕:今のはマンションの自慢?
セリフ:나한테 아파트 있다고 자랑하나?
セリフ:私にアパートがあるって自慢してるのかな?
セリフでは아파트(アパート)ですが、
字幕では、すべて「マンション」になっています。
アパートとマンションの違い
日本語では、明確な区別はないようですが、
アパート:主に木造や軽量鉄骨造の建物(二階建てまで)
マンション:主に鉄骨(S)、鉄筋コンクリート(RC)、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造の建物
韓国語では、
建築法上、5階以上の共同住宅をアパート(아파트)というそうです。
マンション(맨션)は建築法には規定はなく、高級なイメージをもたせた言葉だそうです。
この会話の部分の動画です。ユーチューブに飛びますが、
고시텔, 아파트を、セリフで確認してください。
「강우씨 고시텔 나가요?(出て行っちゃうの?)」から始まります。
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