韓国語で「飛んで火にいる夏の虫」はなんて言う?『ヨンパリ』に出てきたことわざ
辞書では「ことわざ」の括りに入っていませんが、意味は「飛んで火にいる夏の虫」になります。
『ヨンパリ』第7話
GYAO!で毎週2話ずつ見るのが楽しみな『ヨンパリ』。
第7話では、ハンシングループの会長ドジュンが、もともとの後継者である異母妹ヨジンを殺害する計画を実行しますが、ヨンパリ・テヒョンが命がけでヨジンを守ります。
悪役のドジュン。
殺されかけたヨジン。本当にきれいなキム・テヒ。
騒ぎの中でテヒョンが銃で撃たれてしまうなど、ヨジンの蘇生手術に手間取り、心肺停止の危篤状態に。
心臓マッサージを続けるテヒョン。
祈るような気持ちで心臓マッサージを続けながら、これまでのことが回想シーンでよみがえります。
病気の妹の治療費を稼ぐために、違法医療行為を続けていること、
警察に追われて、絶体絶命の状況から奇跡的に助かったこと、
薬で眠らされているヨジンの医療チームに参加したこと、
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その回想の中で、妹の治療を諦めている父親が放った言葉。
字幕:人の寿命は神が決める。
セリフ:인명은 재천이다.
直訳:人命は在天だ。
あ~、こういう言い方があるんですね。
本当に、ドラマのセリフは勉強になります。
もうひとつ、回想場面で出てきたセリフ。
ハンシン病院外科のイ科長、ヨジンの医療チームの責任者です。
テヒョンがヨジンの医療チームに入りたいという希望をかなえた時に言った言葉。
字幕:まんまと引っかかったんだよ。
セリフ:미안하지만 넌 불 보고 달려든 나방이야.
直訳:悪いが、お前は火を見て飛んできた蛾だよ。
日本語のことわざ辞典には、
飛んで火にいる夏の虫
灯火をめがけて飛んでくる夏の虫のように、自分から危険なところに身を投じ、災難を招くこと。
イ科長は、
テヒョンは、ヨジンの医療チームに入れてくれと自ら頼んだのですが、
儲け話と思って近づいてきたのだろうけど、とんだ勘違いで、
これから無理難題を押し付けられるんだぞ、
ということを言っています。
セリフ通り、字幕も、
飛んで火にいる夏の虫だったな
でもよかったと思いますけれど、
「飛んで火にいる~」も、馴染みが薄くなってきたのでしょうか。
より分かり易い表現が選ばれています。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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コメント
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こんにちは(´∀`)
『あ~こういう言い方がある』というのは、字幕に頼って見ている私にすれば、
一年に一回、あるかないかのように思います(´艸`)
こちらでご紹介くださった言葉で、へぇ~そういう言い方なんだ、と知ることができて感謝です。
やはり字幕を読む速さもあってのことなのでしょうけれど、
字幕の方も、メジャーなことわざなら使ってくれるといいですのにね。
そうしないと、日本語のことわざもすたれる一方の気がします~
そういう意味では、ドラマでもよく使われる韓国のことわざは、今も生きた言葉と言えるのでしょうか?
いくつかコメントを入れたかった記事もあったのですが、タイミングを逃してばかりで…。
今頃なことなんですけれど、『お嬢さん』のキム・ミニさん。
私的なことで話題になってしまいましたが、
私が一番好きなのは、日本のリメイクで宮部みゆきさん原作の映画『火車』ですね~
あと、『裏切りの陰謀』もよかったですよ。ファン・ジョンミンさん主演の映画です。
私は個人的にキム・サンホさんが好きなんですけど…(´艸`)
もし、観ておられませんでしたら、機会があればご覧になってみてくださいませ(´∀`)
NICOさま
こんにちは。
今は、録画やユーチューブなどで見直したり聞きなおしたりができるので、
あれ?というセリフを確認するのが趣味になっています(笑)。
おしゃるように、韓国語の方が、四字熟語やことわざをよく使っているような気がします。
日本でことわざなどの使用頻度が下がっているからこそ、
ああ、こういう場面で使うんだなー
と、より印象的に耳に響くのかもしれません。
ブログを書くときに、キム・ミニさんの出演作の「火車」を知りました。
さらに、「火車」の監督が慰安婦たちを取材したドキュメンタリー映画「ナヌムの家」のピョン・ヨンジュ監督だとしり、びっくりしました。ぜひ見たいと思います。
キム・サンホさんですか!確かに名わき役ですよね、出てくるとふっとなごみます。
見たい映画もドラマも多すぎて、本当に早く隠居生活したいです(笑)。
コメントありがとうございます!