キム・ヨングァン×パク・ポヨン『君の結婚式』男にとっての初恋って…
新宿シネマートで3月1日(2019年)公開が決まりました。キム・ヨングァン×パク・ポヨンですから、見ていて本当にかわいくて微笑ましい。タイトル『君の結婚式』がすでにネタバレしていますよね。初恋は実らぬもの。でも切実な恋であるほど、人を成長させるんだなあと、実らないけれど、見終わった後は本当にさわやかです。
『君の結婚式』キャストとあらすじ
2018年10月公開(韓国)
監督:イ・ソククン
スンヒ:パク・ポヨン
ウヨン:キム・ヨングァン
ウヨンの友達
カン・ギヨン、コ・ギュピル、チャン・ソンボム
あらすじ
高校3年生の夏、ウヨンは転校生のスンヒに一瞬で恋に落ちた。一緒に授業をサボったり、海辺でキスをしたり、恋人になりかけた直後、スンヒは突然引っ越してしまう。偶然スンヒの所在をつきとめたウヨンは、スンヒと同じ大学に合格するが、スンヒにはボーイフレンドがいた!
男の側からみた初恋
主演は、キム・ヨングァンとパク・ポヨンの二人なのですが、どう見てもキム・ヨングァンの映画です。
男にとって、
「初恋」がいかに忘れられないものか、
「初恋」でいかに男が変わるのか、
「初恋」がいかにバカらしい行動を引き起こすか、
「初恋」でいかに人間的に成長するのか、
これらが延々とつづられています。
男性主人公ウヨンの成長記録としては、とても爽やかな作品なのですが、
恋愛モノですから、やはり相手あってのもの。
パク・ポヨンが演じる相手役スンヒに、感情移入できないんですね。
初恋の相手の心理描写が、本当に少ないのです。
高校時代の出会いで、ウヨンを好きになる過程、
突然の引っ越しで、ウヨンに連絡しなかった理由、
ウヨンと別れて、別の男と結婚するまでの葛藤、
スンヒの内面がもう少し描かれていたら、
もっと感動できたんじゃないかと、もったいなく思います。
だからこそ、それほどに、
男の恋愛って、一方的で自分勝手
ということが、真実なんだなあとしみじみ思いました。
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初恋のステレオタイプ1
高校時代の忘れられない初恋といえば!
冬ソナ
ですが、『君の結婚式』予告編にも出てくるこのシーン。
보지 마. 너 죽는다!
覗いたら殺す
冬ソナの有名なシーン。
スカートの中を見ないで、の表現は、
고개 돌리지 마.
上を向かないで
穏やかですね(笑)。
初恋のステレオタイプ2
予告編のこの場面
결극은 사랑은 타이밍이다.
恋はタイミングなんだ。
これって、まさに『応答せよ1988』のジョンファンのセリフ。
このドラマも、ジョンファンの実らなかった初恋の物語でした。
画像をクリックすると動画になります。
ジョンファンの初恋の相手、ドクソンをめぐって、ジョンファンがテクに負けた瞬間。
운명은 시시때때로 찾아오지 않는다.
運命は簡単には訪れない。
적어도 운명적이라는 표현을 쓰려면 아주 가끔, 우연이 찾아드는 극적인 순간이어야 한다.
運命的という表現は、偶然が伴う劇的な瞬間なのだ。
그래야 운명이다.
だからこそ運命なんだ。
그래서 운명의 또 다른 이름은 타이밍이다.
だから、運命の別の名をタイミングという。
ちなみに『君の結婚式』キム・ヨングァンが演じる主人公の名前って、
황우연(ファン・ウヨン)
ウヨンは「偶然우연」と同じ音なんですよね。
確かに、偶然を味方につけて、一度は運命を手にしたけれど。
人の成長は思いやり
いろいろ「難癖」つけてしまいましたが、
いい映画だと思います。
どんなに一方的で独りよがりな恋でも、
どんなに自分勝手で人を傷つけた恋でも、
120%のエネルギーを注いだ恋は、人を成長させる。
人の成長って、何かというと、
相手の幸せを心から願うこと。
私の数少ない恋愛経験から、
男という生き物に共通する項目として、
人の話を聞かない
自分ファーストで思いやりがない
感謝がなくてすべて自分の手柄にする
ということを感じます。もっとも、
私がそういうオトコを引き寄せてしまうという不徳の致すところです、はい。
まあ、でも『君の結婚式』では、そんな男が、初恋の終わりに、
君と出会えて感謝している。
幸せを祈る
と、本心から伝えた感謝(감사)と思いやり(배려)の言葉。
ああ、いいなあ、と素直に思いました。
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