韓国語で「欲しい」はなんて言う?話題のドラマ『サイコだけど大丈夫』で学ぶ希望表現
キム・スヒョンの『サイコだけど大丈夫』が、回を重ねるごとに面白くなっています。ドラマの前半で、主人公の一人、コ・ムニョン(ソ・イェジ)がよく「欲しい」というのですが、韓国語の「欲しい」の表現、いくつかご紹介します。
コ・ムニョンの「欲しい」
『サイコだけど大丈夫』の予告編で、
コ・ムニョンが「欲しい」という場面があります。
予告編
14秒あたりです。
セリフ:탐나.
字幕:欲しいわ。
탐나は、
탐 tam:漢字で「貪」と書いて、がつがつした欲のことです。
나다:出る
탐이 나다:がつがつした欲が出る
直訳するとこんな感じです。
韓国語の「欲しい」
韓国語で「欲しい」は、
가지다:持つ、所有する
(縮約して갖다)
を使って表現することが多いです。
本が欲しい
택을 가지고 싶다
本を所有したい
予告編動画の字幕
「欲しいわ」
を見て、韓国語は、
갖고 싶다
と言っているのかと想像しがちです。
갖고 싶다と탐나は、どう違うのでしょう。
탐이 나다(欲が生じる)から、
갖고 싶다(欲しい)となる。
つまり、탐이 나다は、
갖고 싶다という気持ちにさせる感情がわく、という意味です。
コ・ムニョンは、欲望に正直なイメージですので、
갖고 싶다(欲しい)と思う以前の、
탐나と表現しているのが「らしい」感じですね。
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発音に気をつけよう
탐の타は激音です。
息を強くだす音ですね。
似た単語に
땀「汗」があります。
ちょうど授業で땀(汗)が出てきたのですが、
濃音が難しい。
濃音は「ッタム」のように、
「ッ」があるつもりで発音すればよいのですが、
頑張って濃音にしようと、
力をいれると息が強くでてしまって、
탐
と聞こえてしまいます。
しかも、
汗がでる(汗をかく)という時も、
動詞は나다(出る)を使うので、
땀이 나다:汗がでる(汗をかく)
탐이 나다:欲がでる(欲しい)
紛らわしいです・・・。
ただ、「汗」と「欲」ですから、
聞き間違え、発音間違えで、誤解を生むことはないでしょう。
탐と땀、
「ついでに2つ覚えられて便利」
くらいに思ってください。
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