ネットフリックス映画ソン・ジュンギ主演『ボゴター彷徨いの地』後半はヴィンチェンツォ!?
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昨年2024年末に劇場公開されたソン・ジュンギ主演の『ボゴタ』。なんともうネットフリックスで見られるということで、さっそく見てみました。韓国では興行的には大敗したという作品ですが…。
『ボゴター彷徨いの地』
2024年12月31日公開
キャスト
グッキ:ソン・ジュンギ
(家族でコロンビアへ移民)
パク・ジャンス:クォン・ヘヒョ
(在コロンビア韓国人会の会長)
チョン・スヨン:イ・ヒジュン
(ジャンスの元で成功している事業家)
原題は、
보고타: 마지막 기회의 땅
ボゴタ 最後の機会の地
ボゴタは콜롬비아 コロンビアの首都です。
あらすじ
IMFで身を持ち崩したグッキの父親は、
ベトナム戦争を共に戦った戦友ジャンスを頼ってコロンビアへ。
ジャンスは韓国からの密輸品を売って、コロンビアで成功を収めている。
グッキはジャンスの信頼を得て、成功を手に入れようとするが。
予告編はこちら。
映画のポスターを見ても分かるように、キャストが豪華です。
そしてほとんどコロンビアでのロケだったそうで、
お金のかかっている作品ですが、興行的には大失敗で、
劇場公開から2ヵ月も経たないうちに異例のネットフリックス公開。
何がそんなに良くなかったのでしょうか。
失敗の原因1:説明が粗い
なんで面白くないんだろう…といろいろ考えてみましたが、
この映画のストーリーの大筋は、
ジャンスの密輸品商売にからむ
信頼と裏切り です。
若いスヨンが、自分の事業を拡大する時に、
ジャンスを欺くために、グッキを利用します。
つまり、グッキはジャンスを裏切るのですが、
ここで、
なぜグッキがスヨンを信用したのか。
イマイチ説得力がないんですね。
それに裏切ったあと、特にジャンスとスヨンは
それほど気まずくなっていない。なんで?という説明はなし。
一緒にボゴタに来たグッキのお父さんが、
しばらくして突然、アル中になって乱入してくる。
コロンビアに不適応なのはわかるのですが、
途中経過がほぼないので、結構唐突な感じがしました。
後半、密輸取り締まりが厳しくなって、
当局の方針に従うか、密輸を続けるかで意見が分かれる時も、
グッキが、仲間内でどういう立ち位置になっているのか、
信頼を得ているのか、得ていないのか、
やっぱり、よくわからない。
全体的に、途中経過、プロセス、説明が足りないので、
見ていて
あれ?いつのまに?
あれ?それなんで?
と感じることが多いのが、物語に入り込めない原因かなと思います。
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失敗の原因2:突然ヴィンチェンツォ
ソン・ジュンギ主演だから仕方ないのかもしれませんが笑
ジャンスやスヨンたちの商売は、
下着やダウンジャケットなど衣類の販売です。
それを韓国から大量に仕入れる際に、
税関を通さないで密輸しています。
麻薬や武器の密輸ではなく、服です。
それなのに、映画の後半、やたら銃がでてくるんです。
IMFの1997年から、2000年の初めあたりまでの物語で、
その頃のコロンビアでは、一般市民も銃を手にしていたのでしょう。
そうだとして、
平気な顔をして、仲間を殺しあうなんて・・・
やっぱりここも、説得力が足りないんですね。
後半、突然ジャンルが変わったような印象でした。
ストーリーはイマイチでしたが、
俳優さんたちは、相変わらず芸達者で、
特に、ジャンスを演じたクォン・ヘヒョさんの存在感はすばらしかったです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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