映画『プロジェクト・サイレンス』イ・ソンギュンさんの遺作映画みてきました

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韓国では昨年2024年7月に公開された『プロジェクト・サイレンス』、日本にようやくやってきました。平日昼間に見たからか、お客さんの入りはイマイチでした・・・。

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映画『プロジェクト・サイレンス』

2024年7月公開(韓国)
1 (1)

キャスト
チャ・ジョンウォン:イ・ソンギュン
(国家安保室行政官)
チョ・パク:チュ・ジフン
(レッカー車運転手)
ヤン博士:キム・ヒウォン
(プロジェクト・サイレンスの研究者)

あらすじ
ジョンウォンは留学する娘を空港へ向かっている。
途中の空港大橋で、濃霧のため交通事故、実験中の軍用犬の脱走、
さらにヘリコプターの墜落・・・と重なり、ジョンウォンらは橋の上で孤立する。

予告編はこちら

韓国語の原題は、
탈출: 프로젝트 사일런스
脱出:プロジェクト サイレンス

邦題では「脱出」が外されましたね。
プロジェクト・サイレンスは、
犬を軍事利用しようというプロジェクト名です。

韓国では、損益分岐点400万人のところ、
69万人
と、興行的には失敗といわれています。

でもイ・ソンギュンさんの遺作だし…と思って見てきました。
そんなに悪くありませんでした。

映画は特に、評論家や愛好家など、
目の肥えた人たちにはアラが良く見えるのでしょうが、
ただの一般客の目には、それほどアラは気になりませんでした。

ヒットしなかった理由

この映画のリビューをいくつかみてみたところ、
難点として挙げられているもの、いくつかありました。
なるほど確かに、と思ったのは、

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1.展開がほぼ予想通り
軍用犬の実験に失敗して処分する途中に事故。
このエピソードで、ストーリーを予想すると、
政治家は隠蔽しようとするだろう
なのですが、映画はその通りになります。

2.実験中の軍用犬といってもただの犬
埋め込まれたチップで何ができるかというと、
特定のターゲットを攻撃する、つまり
映画の動きとしては、人間にとびかかるというだけ。
武器を使うとか、チームプレイとか、意外性がありません。

3.登場人物の活躍に感動がない
認知症の妻と愛妻家の夫
→妻と運命を共に
プロゴルファー
→ゴルフボールを打ってガラスを割る
レッカー車の運転手
→万能キーで運転

それはいいのですが、
それぞれ、他の登場人物たちとの関わりがないので、
トラウマを克服して活躍とか
相手の事情を知って火事場のバカ力発揮とか
映画的なドラマがないので感動もありません。

4.せっかくの娘の活躍が
最後の方で起きる最大のピンチ
こういう場合、たいてい男性が活躍するのですが、
娘=女性が超人的な力を発揮しました。

これは意外でした。
でも、冒頭から父子関係が良くなかったので、
どうしてもお父さんを助ける!
という動機が、単に親だから?
だけで、説得力がなかったのが残念でした。

ここまで不満を並べておきながら、
でも、楽しめました。
いつもながら俳優さんたちの熱演は見ごたえありますし、
災害映画で必須のCGも、不自然さは感じませんでした。

そして、
映画の最後の最後、
イ・ソンギュンさんが娘を振り返って微笑むんですね。
イ・ソンギュンさんの笑顔でエンディング。
これだけで、見て良かったなと思いました。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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