映画『換節期(邦題:移ろう季節の中で)』同性愛へのまなざしのゆるやかな変化

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『刑務所のルールブック』で、薬物で収容中の「ヘロンイ」は同性愛者でした。日本も韓国も、まだまだ同性愛者への偏見は強くありますが、それでも少しづつ変わってきていると思います。

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映画『換節期(季節の変わり目)』

韓国で2018年2月公開
2
監督:イ・ドンウン
キャスト
ミギョン:ペ・ジョンオク
ヨンジュン:イ・ウォングン
(ミギョンの息子の恋人)
スヒョン:チ・ユンホ
(ミギョンの息子)

あらすじ
ミギョンとスヒョンは二人暮らし。ミギョンの夫は海外赴任中で、現地に恋人がいるらしい。ユンホはヨンジュンは旅行先で事故にあり、ヨンジュンは軽症だが、スヒョンは意識不明の重体に。ミギョンはスヒョンとヨンジュンが恋人同士だと気づき、スヒョンの見舞いに来るヨンジュンを拒絶するが・・・。

予告編

息子が交通事故にあったというだけでもショックなのに、息子の秘密までわかってしまい、お母さんのミギョンは大パニックです。
意識の戻らない息子を、ヨンジュンと一緒に看病しながら、ミギョンがヨンジュンを受け入れるまでが丁寧に描かれています。

同性愛者に対する一般的な反応

同性愛に対する一般的な反応なのかな、思われるセリフが、『刑務所のルールブック』第14話にありました。ユ大尉(チョン・ヘイン)とヘロンイ(イ・ギュヒョン)の会話です。


1:00あたりから
ヘロンイがユ大尉の膝で眠ろうとしますが、ユ大尉が避けます。

1:21
3
나 몸이 너무 아파서 그래. 무릎 좀 베고 자면 니 몸이 썩냐? 너 내가 그렇게 싫으니?
具合が悪いんだよ。膝をちょっと貸してくれてもいいじゃないか。そんなに僕が嫌いか?

4
불편하다. 약 핑계로 이 사람 저 사람한테 스킨십 하는 것 불편합니다.
嫌です。薬中だからってみんなにスキンシップしているのが気に入りません。

ヘロンイ:너 아는구나.
知ってるんだね。

ユ大尉:네.
はい。

ヘロンイ:그게 싫어?
そんなに嫌?

5
이해 못합니다. 비난할 마음은 없는데 이해는 못합니다. 만약 제 친한 사람이 그렇다면 한 대 쳤습니다
理解できません。非難するつもりはないけれど、理解できない。
もし自分の友達がそうだったら、一発殴ってます。

「非難しないけれど、理解できない」
多くの人は、そんな感じなのでしょうね。

ニュースなどで存在をしっているし、受け入れるべきだと思っている。
でも、それは自分の関わりのない限りでの話であって、
「我がこと」となったら、受け入れられない。

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『換節期(季節の変わり目)』感想

まさに、そういう「自分には関係ないこと」と思っていた母親ミギョンが「我がこと」として向き合うことになった「同性愛」。

異性愛で結ばれている夫には、愛人がいて、
同性愛の当事者であるヨンジュンの苦しそうな姿を見て、
見ている観客も、両方のつらさに共感します。

そして、なんといってもヨンジュン役のイ・ウォングンがかわいい。
6

以前、似たお話を見たような気がします。
『追憶と、踊りながら』というイギリス映画で、
こちらは、息子が亡くなってから息子の恋人と出会うお話です。

自分が息子の母親だから、「母親目線」の映画がやはりインパクトあります。
同性愛について、一般論としては「ぜんぜんOK」と言えますが、
「我がこと」となったら、どうなるのか・・・。
LGBTは13人に一人と言われていますから、本当は身近にいて、すでに「我がこと」なはずなんですよね。

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