映画『顔』ビハインドストーリーいろいろ

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映画『顔』、いろいろ話題の多い作品です。前回は感想中心に書いたので、今回はインタビューなどで話題になったことなどをご紹介します。

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映画『顔』美醜の基準をめぐる居心地の悪さ

低予算映画

映画『顔』の製作費はおよそ2億ウォンだそうです。
独立映画でも10億ウォンくらいはかかるし、
『顔』と同時期に公開された
パク・チャヌク監督の
어쩔 수가 없다:幸せな選択
の製作費は170億ウォン!

この超低製作費を実現させるために、
スタッフを少数精鋭にして20数名(通常の1/3)
撮影期間も3週間、13回
セットも使いまわし、
製作趣旨を理解してもらって出演料も安く
主演のパク・ジョンミンはノーギャラとか。

パク・ジョンミンさんは、インタビューで
後になってノーギャラを後悔した
と冗談を言って笑いをとっていましたが、
ノーギャラも、後の冗談も、
ヨン・サンホ監督との強い信頼関係を感じます。

実際に映画が出来上がると、
低予算と感じられない高い完成度で、
損益分岐点の観客30万人の3倍以上の成績を収めました。

ヨン・サンホ監督という
ネームバリューが可能にしたことでしょうけれど、
最近ぱっとしない映画界では、かなりな話題でした。

視覚障害をもつ親戚

主演のパク・ジョンミンさんのお父さんが視覚障害者で、
クォン・ヘヒョさんも妻のお父さんが視覚障碍者だそうです。

特にパク・ジョンミンさんは、
2020年に出版社「ムジェ(무제:無題)」を設立して、
オーディオブックを出しています。
インタビューで、お父さんに視覚障害があり
「聞く小説」を作りたい、と話していたことがあります。

この映画にノーギャラで出演したというのは、
ヨン・サンホ監督の趣旨に賛同したからですが、
お父さんのことも、もしかしたら考えたのかもしれません。

「見えない状態」を演技していたお二人は、
白濁した目をしていましたが、あれはコンタクトレンズで、
実際に見えなくなるレンズだったそうです。

パク・ジョンミンさんは、
映画の撮影前に篆刻を学んだそうですが、
映画『顔』のポスターに映っているクォン・ヘヒョさんの表情を見て、
篆刻を学んだ自分より、篆刻職人の顔をしている
と感嘆したそうです。

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映画『顔』の英語タイトル

「The Face」じゃないんですね。
「The Ugly」です。

この英語タイトルを見て、
パク・ジョンミンさんのファンたちから、
そんなに不細工だっけ?パク・ジョンミンさん?
という声が上がったとか。

他に多くの俳優さんが出演しているのに、
「The Ugly」がなぜ僕のことだと思われるのか
ご本人は不本意な様子でした笑

映画の主題は「美醜」なのですが、
英語タイトルはその「醜」の方を選んだわけですね。

現在と40年前を行き来するこの作品では、
1970年代、漢江の奇跡を呼ばれる経済成長の時期に、
本当の美しさ、人間としての美しさを
見落として、失ってしまった
というように私は思ったのですが、
映画のタイトルでは、
その結果、醜くなってしまった人間
のほうをフォーカスしているのか・・・

今の時代の社会の歪み、弱者の生きづらさ、
などなどの問題の原因の多くが
あの高度経済成長期に作られたんだろうな

とまた再び、考えてしまいますね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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