映画『風水師~王の運命を決めた男』歴史を元にしたフィクションの楽しみ方

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韓国で公開されたときは、興行的に振るわなかったようですが、私は十分に楽しく見ました。主演のチョ・スンウもチソンの熱演もさすが!でしたし。

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映画『風水師~王の運命を決めた男』

2018年公開(韓国)
4 (2)

原題「명당(明堂)」
4

風水師パク・ジェサン:チョ・スンウ
王族興宣:チソン

あらすじ
運気の集まる土地「明道」を悪用して、金氏家門が王から権力を奪う。
金氏家門に妻子を殺されたジェサンは、王の権力を奪い返そうとする興宣と手を組むが…。

予告編

感想

「易学三部作」といわれる他の2作「観相」「宮合」、
「観相」は評判もよく興行的にも大成功していて、
「宮合」は「ときめきプリンセス婚活記」という邦題からして、
かなりこき下ろされた作品でした。

「明堂」が振るわなかったのは、各レビューをみると、
「観相」に及ばない
という理由が大きいようです。
「三部作」というから、それぞれ比べられてしまうのでしょうけれど、
私は過去の2作を見ていないからか、
面白く見ることができました。

まずテンポがとても速いので、あっという間の2時間でした。
そして、映画が伝えていることも、納得いくものでした。

ジェサンと興宣は、
権力のために明堂を悪用するキム・ジャグンと対立するのですが、
悪いのはキム・ジャグンじゃない、
「キム・ジャグンを倒しても、第二のキム・ジャグンが現れる」

という、人間の権力欲のキリのなさが、最も恐ろしい。
でも人間の欲よりも、自然の摂理が上を行く?

自然の流れにうまく身をゆだねていくことが大事で、
利用するんじゃなくて、ゆだねるんですね。

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史実

まず、チソンが演じる興宣というのが、高宗の父親だというのがポイントです。
高宗の在位中に、日本の植民地支配がはじまった、あの高宗です。

ジェサン(チョ・スンウ)と興宣(チソン)VS金氏
のバトルは「チソンが勝つ」というのがネタバレしているわけですね。

そして、高宗の息子の純宗で李氏朝鮮は途絶えてしまう。
2代にわたって天をとれるほどの明堂だけれど、副作用が強いので、
封印されていたといいます。
解いてはならない封印を解いたから、国が滅びたのか・・・。

そして、日本の植民地支配がはじまり、
抗日運動がくじけなかったのも、明堂の力だったのか!?
ラストにジェサンを尋ねてきた男性は、
失われた祖国を取り戻すために若者を教育する学校を建てる場所を教えてもらいます。
そして、学校の名前までつけてもらいます。
新興

尋ねてきた男性は、이상룡(李相龍)で、
彼らが建てた学校は、新興武官学校!

チ・チャンウクとカン・ハヌルが、兵役中に出演したミュージカルです。
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建軍70年を記念して陸軍が作ったミュージカル。
8

おお、そこに繋がるのか!
と映画のラストが、妙に感慨深かったです。

高宗と純宗で李氏朝鮮が終わったことと、
新興武官学校が独立運動の拠点になりえたことから、
生み出された風水フィクション。

「明堂」がこんなに面白かったということは、
「観相」はもっと面白いんでしょうね。見なければ。

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