話題のドラマ『サイコだけど大丈夫』深読みするほど面白い、第5話の解説
韓国ドラマでよくあることですが、最初の1話2話のあたりでは見るのやめようかなと思うほど面白さを感じないことがあります。このドラマも、後半からものすごく面白くなって、「今年のベストだわ」と盛り上がりながら最終回を迎えました。そこで、前半部分を見直してみたところ、「そういうことだったのか」といくつか気が付きました。
2度目見直して気が付いたこと
2度目見て気が付いたポイントをご紹介します。
最初から気が付いていたわ、という方も、きっと多くいらっしゃると思いますが。
CLOSEDとnot CLOSED
ガンテ(キム・スヒョン)が、ムニョン(ソ・イェジ)に惹かれてしまう
と心情を打ち明けた、この場面。
ジェスはピザ屋をやっているので、
ガンテとゆっくり話をしたのは、閉店後でした。
だから、お店の前には「CLOSED」の看板。
これまでずっと、兄サンテのために生きてきて、
自分の気持ちを面に出すことのなかったガンテが、初めて
(自分を縛るものを)忘れてしまうことがある
と打ち明けました。
打ち明けた後、お店の「CLOSED」の看板に、
手書きで「not」が書き加えられていました。
これ、最初みたときは気が付かなかったのですが、
ガンテの心模様なのでしょうね。
まだOPENまで行かなくても、
完全に閉じた状態から、すこし開きつつあると。
スポンサーリンク
手の怪我の巻き戻し
そのあと、ムニョンが病院に来て、
サンテをムニョンの自宅に連れて行ってしまいます。
次に作る絵本の挿絵を描いてくれ、
と契約書を差し出して、
一緒にここで暮らしましょう、とまで。
病院からサンテを探すガンテに、病院職員が、
サンテはムニョンと一緒に病院を出て行った
と教えてくれて、困るガンテ。
ガンテは、ムニョンと出会ったときに、
ムニョンが持つナイフで怪我をした手のひらを見つめ、
すると、怪我した時に流した血が巻き戻されて、消えていきます。
手のひらの傷跡まで消えてしまいました。
この場面、最初に見た時も?で、
今回、2度目見直しても、やっぱりよくわかりませんでした。
そこで、ネットであれこれ検索したみたところ、
ユーチューブをはじめ、
「サイコでも大丈夫」の感想や解説動画が、たくさんあってびっくり。
怪我する前=ムニョンに出会う前に
時間を巻き戻したい、というガンテの願望
を表しているらしい。
なるほど~。
ムニョンに惹かれている自分自身に気が付きながらも、
自分の心に正直になってしまうと、
兄サンテのために、守ってきた静かな生活が脅かされてしまう。
兄と自分の静かな生活が脅かされるほど、
自分はムニョンに惹かれてしまっている、と気が付いたとも言えますね。
最初は、ストーリーを追っていくのに忙しくて、
あれ?どういう意味だろう?
と疑問に思う場面があっても、
次どうなるんだろう
という興味のほうが大きくて、疑問に思っても
すぐに忘れてしまいます。
私の脳みそがついていけないのか、と落ち込みますが、
いや、ひとつのドラマを2度楽しめるってお得じゃないか!
と思うことにしました。
『サイコだけど大丈夫』の他の記事はこちら。
よろしかったらお願いします!
韓国語ランキング
自己紹介はこちら
最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
スポンサーリンク
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。