期待作『39歳』余命、ホステス・・・古臭い設定で人気に陰り?
『愛の不時着』以来の登場となるソン・イェジンと、『賢い医師生活』でブレイクしたチョン・ミドが主演のドラマ『39歳』、おのずと期待が高まりますが、第4話まで見終わったところで「ちょっと残念」なポイントがいろいろ指摘されています。
ドラマ『39歳』
2022年2月16日から3月24日放送(JTBC)
キャスト
ミジョ:ソン・イェジン
チャニョン:チョン・ミド
チュヒ:キム・ジヒョン
あらすじ
ミジョは7歳で養子として迎えられ、
皮膚科医院の院長として働き、
チャニョン、チュヒという親友がいる。
健康診断でチャニョンにステージ4の癌がみつかり…。
残念ポイントのキーワード
映画やドラマのリビューサイトでよく見かける単語に
클리셰(クリシェ)
というフランス語があります。
日本語ウィキペディアによると
乱用の結果、意図された力・目新しさが失われた句・表現・概念を指す
とありますが、要するに、
ありきたりな展開や設定
という意味で使われています。
よく例に出されるのは、
戦争や災害モノの映画で、
登場人物が仲間に家族写真を見せてほほ笑むと、
あ、この人もうすぐ死ぬのかな
とわかってしまう、とか。
ドラマ『39歳』では、
悲しみに暮れるミジョを慰めてくれる
キム・ソヌという人物が出てきます。
ソヌの妹ソウォンが養子なのですが、
母親の死を機に放蕩が始まり、
ホステスになってしまった、という展開。
反抗や挫折のはてにホステス。
この設定が
今時、この클리셰(クリシェ)とは
という批判の声が上がっています。
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批判を超えられるか
もう一つ、チャニョンの余命設定にも
今時、余命設定とは
という声もありました。
韓国語で
시한부(時限付)シハンブ
ドラマの中で、
찬영이, 시한부야.
チャニョン、時限付なの
というように使われていました。
余命といえばかつて韓国ドラマの定番でした。
他にも
記憶喪失
交通事故
新生児入れ替わり
なども定番でしたね。
代表的な余命モノドラマとして
「天国の階段」「秋の童話」「ごめん、愛してる」
などがすぐに思いつきます。
ホステスも、余命も
클리셰(クリシェ)
として批判の的になっています。
ただ、最近の韓国ドラマは
予測不能な展開
が増えているので、
逆に클리셰(クリシェ)展開が
懐かしい
という見方もあるようです。
뉴트로(ニュートロ)
new(ニュー)+retro(レトロ)
という造語を目にしたのですが、
古いものを現代的な価値に再解釈する
という意味だそうです。
ホステや、余命など
古い素材を使っても、
ドラマのメッセージが心に響けば、
名作になるのじゃないか、
と期待してみます。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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