映画『パイレーツー失われた王家の秘宝』シリーズ1を見てなくても大丈夫

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ネットフリックスで公開された『パイレーツー失われた王家の秘宝』を見ました。何も考えずに見られるコメディ映画です。ドラマ「未成年裁判」や「今、私たちの学校は」など暗い画面の作品を見続けた後に見るにはちょうど良い感じです。

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映画『パイレーツー失われた王家の秘宝』

2022年1月26日公開(韓国)
3 (3)

キャスト
ムチ:カン・ハヌル
(義賊団の頭目だが、海賊船に合流)
ヘラン:ハン・ヒョジュ
(海賊の団長)
マギ:イ・グァンス
(ギャグ担当)

あらすじ
李成桂が高麗を滅ぼして間もない時期。
高麗王室の宝を積んだ船がどこかに隠されているという情報が。
ヘランとムチたちの宝さがしが始まるが・・・。

予告編
(画像をクリックすると動画になります)
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第1作との関係

2014年に公開された『パイレーツ』という映画がありました。
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パイレーツ1ともいえるこの作品の原題は、
해적-바다로 간 산적
海賊-海を行く山賊

パイレーツ2といえる今作の原題は、
해적-도깨비 깃발
海賊-鬼の旗

明らかにシリーズ作なのですが、
「1」と「2」の関連性はまったくなく、
「1」を見てなくても全然OKです。

パイレーツ1の主演は、
キム・ナムギルとソン・イェジン、
ギャグ担当はユ・ヘジンでした。

866万超の観客を動員したヒット作。
当然、シリーズ化しようという話がでましたが、
キム・ナムギルら主演陣が出演を固辞したそうです。

私は「1」を見ていなくて、
「2」を見ただけですが、
なんとなく、固辞した気持ちが分かるような…。

『パイレーツー失われた王家の秘宝』の評価

タイトルが「パイレーツ」なだけに、
ジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン」
韓国版を作ろうとしているのが分かります。

ハン・ヒョジュが着ている衣装も、
朝鮮時代にこれはないだろ!?
というくらいカリビアンしてますし(笑)

そして原題が해적(海賊)なだけに、
ルフィーの「ワンピース」の要素も入っています。

お笑い担当のマギ(イ・グァンス)
見た目も、「ワンピース」のウソップそのもの。
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予告編にもあるように、マギが
해적왕이 되고 싶어
海賊王になりたい
という夢をかなえます。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」と
「ワンピース」を適当に混ぜ合わせてできたのが、
『パイレーツー失われた王家の秘宝』
というわけです。

韓国での公開時期が2022年1月26日で、
2月1日の旧正月を狙った作品です。
つまり、家族一緒にみられる安全な映画。

韓国でもおおむね
킬링 타임 영화
Killing Time
暇つぶし用の映画
という評価です。

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実際見てみての感想

予告編でも、ペンギンが出てきているように、
時代考証やらツジツマやら考えずに
お気楽に見る映画だという前提です。

だから、
朝鮮王朝ができたばかりの14世紀に、
この大きさの帆船があったのか?とか
7 (2)

宝のありかを記した地図や暗号が、
いとも簡単に解読できて、
いとも簡単にたどり着けてしまうとか、

宝を手に入れる重要なアイテム「鬼の面」が、
突然、マギ(イ・グァンス)の頭上に落ちてくるとは、
都合がよすぎるんじゃないかとか、

普通の映画なら「そりゃないだろ!」と言いたくなる部分も、
コメディーだから、目くじら立てちゃいけない・・・。

カン・ハヌルは、コミカルなキャラクターなので、
全体的にオーバーアクションなのですが、
それが不自然にみえないように演じていて、
やっぱり天才だ!と改めて感動しました。

ハン・ヒョジュは、けた外れに強い女性=威厳?
を表すつもりだったのか、やけに低いトーンで話すので、
海賊というより、王族の女性がしゃべっている感じ?
一貫して不釣り合いな違和感がありました。

「気楽に見る映画」とはいえ、
ちょっとふざけすぎ?
ストーリー的に手抜き?
という不満が残りました。

韓国での
킬링 타임 영화
暇つぶし映画
という評価が、まさにその通りでした。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!

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