「違う」の違い『君の声が聞こえる』第6話 日韓対訳セリフで確認
授業で何度も使っている場面です。とても勉強になるので。
『君の声が聞こえる』第6話
双子による殺人事件の回です。
スハが双子の心を読んで、二人が共犯だとヘソンに伝えますが、共犯じゃないと信じるヘソンはそれを認めません。
あれこれ悩んで、「私が間違っていた」とスハに謝るシーンです。
写真をクリックすると動画が見れます。
ヘソン:나는 도연이랑 틀려.
私はドヨンとは違う。
スハ:틀린 게 아니라 다른 거야.
違うんじゃなくて、異なるでしょ。
ヘソン:뭐?
え?
スハ:틀린 건 맞지 않다란 것이고
다른 건 같지 않다란 것이잖아.
이 경우에는 틀리다가 아니라 다르다야.
어휘력이 그정도 밖에 안돼?
「違う」は「合ってない」ということで、
「異なる」は「同じじゃない」ということじゃないか。
この場合は「違う」じゃなくて「異なる」だろ。
その程度の語彙力しかないのか?
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틀리다と다르다の違い
日本語の「違う」は、「間違っている」と「異なる」の二つの意味で使います。
「答えが違うよ」
「これと違うものはありますか?」
ヘソンのセリフを見ると韓国語でもここらへんは混同するようですね。
間違っている⇔合っている:틀리다⇔맞다
異なっている⇔同じだ:다르다⇔같다
「間違っている」と「合っている」は「一致するかどうか」です。
道徳的に正しいかどうか、というのもあります。
間違っている⇔正しい:그르다⇔옳다
맞다と옳다も、「正しい」という意味で使われるので、これも混同しますね。
「彼の言っていることが正しい」という場合、
그가 하는 말이 맞아.
그가 하는 말이 옳아.
両方とも言えますし。
ややこしい単語も、イ・ジョンソクさんに説明してもらえれば、すっと頭に入ってくるんですけれどね(笑)。
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コメント
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こんにちは(´∀`)
なるほど~
今日のタイトルだけ見て、『다르라』かな?と思ったのですが、面白いですね~
とても勉強になりました。私も市民講座の一員になったようで感謝です~
このシーンはうっすらと覚えていますが、深く心に留めていなかったことにも気付きました。
優等生のスハらしい講座ですね(´艸`)
本当に、ドラマは何人も先生がいて楽しいですね♪
BSで『ピノキオ』が始まったのを少し観たら、ちょっとカットもあるようなので、
以前に録画しているものをまた観始めましたが、
『君の声が聞こえる』もまた観たくなりました~(´艸`)
NICOさま
コメントありがとうございます!
言葉の説明、特に類語の説明は難しいですよね。
その単語の反対語を出して説明しているのが分かり易いなと記憶に残りました。
実際、다르다と言うべきところを틀리다という人、ネイティブで結構いると思います。
『君の声が聞こえる』も『ピノキオ』も名作ですよね~。
脚本のパク・ヘリョンさんの次の作品が楽しみです。
いつもありがとうございます!