シム・ウンギョン『新聞記者』見てきました。
来週が終わればようやく夏休みです。今年は特に疲れてしまって、風邪が2週間も続いて、最後は声が出なくなるという初体験をしました。回復記念?に話題の映画『新聞記者』を見てきました。
映画『新聞記者』
2019年6月公開(日本)
原作:望月衣塑子「新聞記者」
シム・ウンギョン:吉岡エリカ(新聞記者)
松坂桃李:杉原拓海(エリート官僚)
シム・ウンギョンのキャスティング
今年の連休に赤坂ACTシアターでお芝居を観たのですが、
ばたばた忙しくてなんら予習できずに見に行ったら、なんと、
シム・ウンギョンが出てきた!!!
という驚きがありました。
その後、この『新聞記者』の映画のチラシを見て、
あら、シム・ウンギョンは日本の芸能事務所と契約でもしたのか???
と思っていました。
シム・ウンギョンのウィキペディアで確認したら、
もちろん、そんな事実はありませんでした。
でも・・・
舞台で見たシム・ウンギョンの日本語は、上手とはいえ、
やはりどう見ても「非ネイティブ」なんですね。
映画『新聞記者』の主人公は日本語ネイティブですから、
大丈夫なんだろうか、と心配でした。余計なお世話ですけれど。
(映画予告編より)
そうしたら、ウィキペディアにキャスティングの経緯が書かれていました。
アベ政権の不正を暴露する政治映画であるため
候補に挙がった女優(宮崎あおい・満島ひかり)が出演を断ったために、
シム・ウンギョンが主人公としてキャスティングされた。
なるほど。
そのあと、おまけとして、
本人が出演希望したとしても、下手すると右翼の標的になる可能性があるので
事務所が出演させなかった可能性が高いだろう。
そういう中でもう一人の主演・杉原役を引き受けた松坂桃李の勇気は大したものだ。
たしかに。
(映画予告編より)
キャスティング経緯に関する出典がリンクされていたので、
韓国・中央日報の芸能欄も見てみました。
シム・ウンギョンが主人公になったので、
「吉岡」のキャラクターが、当初の設定から、
新聞記者だった日本人の父親と、韓国人の母親の間に生まれた、
アメリカ育ちの人物
というように変更された。
だそうです。
これらの記事の出典はアサヒ芸能インターネット版、
検索したら日本語の情報ありました。こちらですね。
韓国語ウィキペディアから、ずいぶん、遠回りしてしまいました(笑)。
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ざっくり感想
映画のレビューは、すでにネット上でもたくさん出ているように、
日本で政権批判の映画はめずらしい、あっぱれ、
というものにほぼ同意です。
映画で、内閣情報捜査室(内調)がツイッターを使って
情報操作をしている場面があります。
さすがにフィクションなのでしょうが、
内調の部屋で、一人が複数のアカウントを使い、
伊藤詩織さん事件で、
「誘ったくせに」「ハニートラップ」「野党の陰謀」
などと書き立てていたものです。
この映画のレビュー「まとめサイト」をみると、
アンチの感想が並んでいて、おもわず
内調か!?
と笑ってしまいました。
映画で内調のボスが言っていたセリフ、
この国の民主主義は形だけでいいんだ
多くの政治家や官僚の本心なのでしょう。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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