人気ドラマ『サイコだけど大丈夫』最終回まで見ての感想

butterfly-1990204_640

ドラマの多くは、恋愛や仕事を通じて、人が成長する姿を描いていますが、『サイコだけど大丈夫』の成長物語は、なんだか格別でした。

スポンサーリンク

親を許さなくてもいい

最終回に
コ・ムニョン作家の最新絵本
진짜 진짜 얼굴을 찾아서
本当の顔を探して
が、お披露目されました。

ガンテ(仮面少年)、サンテ(箱をかぶったおじさん)、ムニョン(空き缶姫)が、
最後、影の魔女と出会いますが、
11 (2)

特に戦うわけでなく、
陰の魔女に閉じ込められた二人を助けるために、
箱おじさんが勇気を出す!

という流れです。

影の魔女(ムニョンの母親)は、
強大な敵だと思っていたけれど、自分たちが成長してみれば、
影の魔女なんて取るに足らないもの。

ドラマのストーリーでも、

ムニョンの母親(ト・ヒジェ)は、誰なんだろう、
どうやって生き返ったんだろう、
パク・オンナンまでも殺したのだろうか、

などなど疑問がありましたが、
ト・ヒジェを扱いを小さくすることで、
毒親なんて、取るに足らない存在
ということを強調していたのでしょう。

だから、
涙涙の親子の和解なんかせずに、

용서 안 해도 괜찮아
許さなくても大丈夫

そして、
「なんといっても家族は家族」というドラマが多い中、
ドラマの中でムニョンが言った

같이 사진 찍으면 가족이지
一緒に写真をとれば家族よ

というメッセージに救われた気がしました。

スポンサーリンク

悪い人が作ったもの

ト・ヒジェだった主任看護師さんがサンテにプレゼントした
恐竜ドゥリのお母さん人形。

サンテは、主任看護師(実はト・ヒジェ)さんが悪い人だった、とわかり、
悪い人がくれたものだから、捨てようというガンテに、
7 (4)

아냐, 버리지 마.
まって、捨てないで。

둘리 엄마는 잘못한 게 없어.
ドゥリのお母さんは悪くない。

준 사람이 나쁘지, 둘리 엄마는 안 나뻐.
くれた人は悪い人でも、ドゥリのお母さんは悪くない。

といって、捨てませんでした。

ト・ヒジェは悪い人であっても、
その人がくれた人形、
その人が書いた小説、
に罪はない。

ましてや、
その人が生んだ娘
にも、当然、罪はない。

ト・ヒジェの書いた「西の魔女の殺人」最終巻も、
9 (4)

一度捨てられましたが、救出されました。
10 (4)
スンジェ:한달만 마음 고생시키다가 돌려 줘야지.
ひと月つらい思いさせてから、返してあげよう。

ト・ヒジェは捕まりましたが、
そのうち最終巻が日の目を見る日がくることでしょう。

色々と、従来のドラマと異なるメッセージがとてもよかったです。

『サイコだけど大丈夫』の他の記事はこちら

よろしかったらお願いします!

韓国語ランキング

自己紹介はこちら

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

カテゴリー

ページ上部へ戻る