人気ドラマ『サイコだけど大丈夫』最終回まで見ての感想
ドラマの多くは、恋愛や仕事を通じて、人が成長する姿を描いていますが、『サイコだけど大丈夫』の成長物語は、なんだか格別でした。
親を許さなくてもいい
最終回に
コ・ムニョン作家の最新絵本
진짜 진짜 얼굴을 찾아서
本当の顔を探して
が、お披露目されました。
ガンテ(仮面少年)、サンテ(箱をかぶったおじさん)、ムニョン(空き缶姫)が、
最後、影の魔女と出会いますが、
特に戦うわけでなく、
陰の魔女に閉じ込められた二人を助けるために、
箱おじさんが勇気を出す!
という流れです。
影の魔女(ムニョンの母親)は、
強大な敵だと思っていたけれど、自分たちが成長してみれば、
影の魔女なんて取るに足らないもの。
ドラマのストーリーでも、
ムニョンの母親(ト・ヒジェ)は、誰なんだろう、
どうやって生き返ったんだろう、
パク・オンナンまでも殺したのだろうか、
などなど疑問がありましたが、
ト・ヒジェを扱いを小さくすることで、
毒親なんて、取るに足らない存在
ということを強調していたのでしょう。
だから、
涙涙の親子の和解なんかせずに、
용서 안 해도 괜찮아
許さなくても大丈夫
そして、
「なんといっても家族は家族」というドラマが多い中、
ドラマの中でムニョンが言った
같이 사진 찍으면 가족이지
一緒に写真をとれば家族よ
というメッセージに救われた気がしました。
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悪い人が作ったもの
ト・ヒジェだった主任看護師さんがサンテにプレゼントした
恐竜ドゥリのお母さん人形。
サンテは、主任看護師(実はト・ヒジェ)さんが悪い人だった、とわかり、
悪い人がくれたものだから、捨てようというガンテに、
아냐, 버리지 마.
まって、捨てないで。
둘리 엄마는 잘못한 게 없어.
ドゥリのお母さんは悪くない。
준 사람이 나쁘지, 둘리 엄마는 안 나뻐.
くれた人は悪い人でも、ドゥリのお母さんは悪くない。
といって、捨てませんでした。
ト・ヒジェは悪い人であっても、
その人がくれた人形、
その人が書いた小説、
に罪はない。
ましてや、
その人が生んだ娘
にも、当然、罪はない。
ト・ヒジェの書いた「西の魔女の殺人」最終巻も、
一度捨てられましたが、救出されました。
スンジェ:한달만 마음 고생시키다가 돌려 줘야지.
ひと月つらい思いさせてから、返してあげよう。
ト・ヒジェは捕まりましたが、
そのうち最終巻が日の目を見る日がくることでしょう。
色々と、従来のドラマと異なるメッセージがとてもよかったです。
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