パク・シネ主演『シーシュポス: The Myth』面白かった?つまらなかった?見終わった感想

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ネットフリックスで、韓国とほぼ同じタイミングで公開された『シーシュポス』。韓国では視聴率が「右肩下がり」で、私も正直「もう見るのやめよう」と何度も思いました。

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『シーシュポス』がつまらなかった理由

ドラマ前半、とにかく「説明が足りない」というストレスが強かったです。

*主人公たちがなぜ追われているのか
*簡単に捕まりそうなのに、捕まらない不自然さ
*追跡劇の繰り返しで、展開が遅い

これらも、我慢してみていると、

*取締局は「未来=追跡失敗」を知っているから、
本気で捕まえようとしていなかった

*テスルとソヘを追い詰めて、相思相愛にさせることで、
テスルにタイムマシンを作らせようとしていた

ということがわかってくるのですが、
わかったところで、ドラマにのめりこむには
手遅れ でした。

『シーシュポス』見続けた理由

つまらないなら、見なければいいのですが、
出演した俳優さんたちは、さすがに見ごたえありました。

ハン・テスルを演じたチョ・スンウ
1 (3)
「秘密の森」で演じた
感情の起伏がない検事さん役
とは正反対の、チャーミングな理系でした。

カン・ソヘを演じたパク・シネ
2
アクションシーンが多かったですが、
格好良く、様になっていました。

悪役のシグマを演じたキム・ビョンチョル
3 (2)
「太陽の末裔」では権力に弱い上官を演じ、
「トッケビ」では強烈なインパクトを残し、
今回も天才っぷりを発揮していました。

主演も脇役も魅力的でした。

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『シーシュポス』最終回の解釈

ギリシャ神話のシーシュポスは、
自分の力を過信して神を欺き、罰を受けます。
大きな岩を山頂まで運ぶと岩がしたに落ち、また運ぶ。

徒労の無限ループ

テスルとソヘの「戦争を阻止する」
という試みも、
テスルが未来から来たソヘを愛したために

戦争を防ぐためにアップローダをなくすと
未来からきたソヘを失う

未来から来たソヘのそばにいたければ
アップローダを作って戦争が起きる

という選択の無限ループに陥ります。

結局、シグマを倒したのは、
数時間後の未来から来たテスルとソヘでした。

さて、シグマを倒してアップローダが無くなったから
核ミサイルが消えて、
ソヘも消えるはずが・・・消えない。

シグマを倒しても、今度は
エディ・キムがテスルを脅します。

シグマもエディも、
テスルに対して劣等感をもった人物。

こんなところで
テスルが周囲の人物への無配慮が原因の
劣等感の無限ループが起きてしまう。

結局、運命は変えられない?

と諦めかけたましたが、
テスルは自分の命を絶つことで、
この無限ループ=運命を変えました。

だから、一番最後の
飛行機でソヘと幸せに旅行する場面
これは、テスルの見た幻覚でしょう。

窓の外から強すぎる光が差し込んでいるのも
天国に向かっているから・・・?

タイムトラベルものの難しさ

タイムトラベルとか、
パラレルワールドとか、
辻褄が合わないのでは?というストレスが強いです。

『シーシュポス』も
過去を変えたから未来が変わる、
でも、過去を変えている人物が未来から来ている??
という時点で、辻褄が合わない気がします。

しょせんドラマ・・・とはいえ、
もう一つ気になることがあります。

第2話あたりで、
アップロードで過去に移動する場合、
アップロードの成功率は10%と言っていました。

実際、未来から来た人々のうち、
耳がなかったり、顔が溶けていたり
という人も登場していました。

しかし、主な登場人物たちは、みな100%成功している。
最終回のテスルとソヘも
アップローダに乗ることに何のためらいもありません。
ちょっと都合よすぎる、と感じました。

最後に、
ドラマではタイムマシンのことを
アップローダ
업로더
と言っています。

パッチムのㅂと次のㄹが鼻音化してい
엄노더 オムノドと聞こえます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!

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