コン・ユとパク・ボゴムの共演!映画『ソボク』面白かったけれど、ちょっとモヤモヤ
コン・ユとパク・ボゴムですから公開前にすでに話題沸騰でした。2020年最大の期待作だったのに、コロナ禍のあおりをもろに受けました・・・。
映画『ソボク』
監督:イ・ヨンジュ
(「建築学概論」の監督さん)
キャスト
ミン・ギホン:コン・ユ
(前職情報局要員。脳腫瘍で死に直面しているところ、ソボクの護衛を依頼される)
ソボク:パク・ボゴム
(人類初のクローン。利用したい人間と抹殺したい人間たちに翻弄される)
この予告動画の一番最初のセリフ、
字幕と実際のセリフを比べてみてください。
字幕;遺伝子操作により生まれた・・・
台詞;이 아이는 줄기세포 복제와 유전자 조작을 통해서 만든
直訳;この子は幹細胞の複製と遺伝子操作を通じて作った・・・
文字数制限により、前半が省略されています。
そしてソボクはクローンですが、
このクローンは、予告編には出てきませんが、韓国語で
복제인간
複製人間
といっています。
『ソボク』は不死身なのか
複製人間=クローンは死なない。
クローンを使って永遠の命を手に入れる。
という映画の設定なのですが、
ソボクって、注射打たないとすぐに死んでしまうんですよね。
ソボクが「永遠に死なない」ためには条件があります。
注射を打ち続けること。
つまり、研究所の中にいる限りは死なない。
そのソボクが、人間の争いによって「外」の世界を知ります。
自分でも永遠に生きると思っていたソボクが、
注射を打てない環境で出会う「限りある命の人間たち」。
市場の中で会った老夫婦、コンビニで会った不良少年たち。
ソボクの目にどう映ったのか、
もっと語ってくれると思ったのですが、
映画の主題はそこではないのか??
と、ちょっと肩透かしでした。
その代わり、ソボクは疑問を投げかけます。
なぜ自分は危険なのか?
なぜ自分を狙う人がいるのか?
なぜギホンは僕を守るのか?
なぜギホンを信用していいのか?
それに対して、ギホンが答えます。
俺の命がお前にかかっているからだ。
ここで、人間の欲望とそれに伴う犠牲について、
なんらかの議論があるのかと思いましたが、
ここでも、ちょっと肩透かし?でした。
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『ソボク』はアクション映画なのか
クローンをつくる過程で生まれた副作用
超能力
をソボクは持っています。
ソボクを狙う勢力に襲われたとき、
相手を投げ飛ばしたり、
爆発させたりすることができます。
当然、CGなのですが、
それがいまいち迫力ないというか・・・
最近のCG映画といえば、
スペース・スウィーパーズ (승리호)
ストーリーはイマイチでしたが、
映像はとても見ごたえありました。
宇宙アクション映画と比べるのもどうかと思いますが、
それでも、『ソボク』のアクションシーンは、
物足りなさを感じます。
『ソボク』のみどころ
『ソボク』はイマイチ
という感想を書きつらねてしまいましたが、
映画を見終わった直後は、満足感がありました。
なんといってもパク・ボゴムの魅力は満載。
純粋無垢な子鹿のようなまなざしと
相手を攻撃するときの冷たい目
ボゴムのクローンだったらいくらでも作ってほしいし、
あの顔で、
誰かの何かになりたかった
なんて言われたら、抱きしめたくなります。
そしてコン・ユも魅力的でした。
裏切られて、絶望して、ちょっと汚いコン・ユ。
多分、コン・ユの得意分野って、
格好良くて能力ある人間が見せる「弱さ」なんだろうな、
と思いました。
鑑賞直後は満足!だったのですが、
帰り道に
この映画は何を言いたかったのか
と考えながら、いろいろ反芻するなかで、
ちょっと物足りない、とちょっと感じたのでした。
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