チュウォン『ヨンパリ』見終わった感想
GYAO!で週に一回2話ずつみるというのが、生活や仕事に支障のないペースで気に入っています。
『ヨンパリ』についてのデータ
放送局:SBS
放送機関:2015年 8月 5日 ~ 2015年 10月 1日
回数:全18話
脚本:장혁린(チャン・ヒョクリン/チャン・ヒョンニン)
(ドラマ「リセット」、ドラマ「The K2])
監督:오진석(オ・ジンソク)
(ドラマ「モダンファーマー」、ドラマ「結婚の女神」)
平均視聴率:16.4%
キャスト
ヨンパリ(テヒョン):チュウォン
ハン・ヨジン: キム・テヒ
ハン・ドジュン: チョ・ヒョンジェ
イ・チェヨン: チェ・ジョンアン
イ科長: チョン・ウンイン
復讐の連鎖
あらすじは、
ヨジンがハン・ドジュンに復讐をして、
ハン・ドジュンの妻がヨジンに復讐をして、
テヒョンとイ科長が復讐の連鎖を断ち切る、
という話です。
テヒョンは、愛によってですが、
イ科長が、本来の医師の仕事を全うすることで、
復讐を乗り越えたのが印象的でした。
世間の評判
『ヨンパリ』視聴の途中、いったんテンション下がった時に、
韓国での評判を調べたことがあります。
要点。
1.キム・テヒの演技がイマイチ。
2.主人公がいきなり両思いになるなど蓋然性が乏しい。
3.ストーリーのテンポがイマイチ。
4.復讐の輪を断ち切る展開はよかった。
5.俳優の話題性などで視聴率はとれた。
キム・テヒの演技
キム・テヒの演技は、私も最初、共感がもてなかったのですが、
お金持ちで、周囲はみんな敵ばかりで、
友達もいない、弱みを見せられない、
という役柄なので、
最後まで見終わってみると、悪くなかった、
と思えました。
蓋然性
「いきなり両想い」についても、私もまさにその部分で、
ドラマ視聴のテンションが下がりました。
でもこれも最後まで見終わってみると、
ヨンパリ・テヒョンの人柄、
困っている人・傷んでいる人の心を誰よりも早く理解できる
ということで、納得がいきました。
テンポ
ストーリーのテンポは、それほどもたついたようには感じませんでした。
もともとテンポが速すぎる韓国ドラマの中での比較すると、
もたついて感じられるのかもしれません。
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復讐の輪
「復讐は復讐を呼ぶだけ」という作者のメッセージが明確なのは、とてもよかったと思います。
それにしても、韓国ドラマは「復讐もの」が多いですね。
イデオロギーの対立や、独裁政権という歴史的背景による
転向、暴力、隠ぺいなどや、
経済格差による身分・地位の転落・上昇があるがゆえの
裏切りや、密告、誤解など、
復讐を生む土壌があるんですね。
復讐=殺人となることが多いので、
ドラマの主人公は、復讐を遂げるカタルシスを与えると、
殺人罪を犯すことになり、その罪をどうするか、
ドラマの作り手の悩ましいところかもしれません。
韓国ドラマの復讐3部作といわれる「復活」「魔王」「サメ」。
「魔王」と「サメ」を見ましたが、やなり、主人公は死んでしまいます。
殺人を犯した以上、
「ヒロインと幸せに暮らしました」
という結末は望めないのでしょう。
「サメ」のキム・ナムギル
そう考えると、「ヨンパリ」のヨジン(キム・テヒ)は、
直接には人を殺していないけれど、
殺すように仕向けたり、間接的にかかわっているので、
完全に「シロ」ではない。
最終回、ガンの手術が成功して、目を開いて終わりましたが、
テヒョン(チュウォン)とラブラブシーンがラストだったら、
それこそ、死んだコ社長や兄ドジュンの亡霊が出てきそうです。
ラスト、キム・テヒが目覚めて終わり。
そういう意味でも、復讐と赦しがテーマの
「君の声が聞こえる」は、
最終回で、主人公たちのラブラブシーンで終わることができた
とても秀逸なドラマでした。
俳優の話題性
キム・テヒが序盤、不安だったから余計に、
周りの俳優さんたちの芸達者ぶりが際立ちました。
韓国ドラマの視聴歴はまだ浅いですが、
それなりに「常連俳優」が分かってきました。
その人たちが常連である所以というか、
同じ人物でも、ちゃんと別人にみえるから、
さすがですね。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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