遅ればせながら『おつかれさま』見終わってからの感想 その1

ネットフリックスで今年最大の話題作『おつかれさま』、公開直後に見終わっていたのですが、韓国旅行やら新学期始まったりやら・・・感動を忘れないうちに書き留めておきます。
すでにこのドラマについては3回も書いておりました。
超話題作『おつかれさま』の紹介
『おつかれさま』の見どころ
『おつかれさま』のせりふを味わう
主人公の俳優さんたち
主演のパク・ボゴムさん、若い時だけだったので、
出演分量は思ったほど多くありませんでした。
私の中でパク・ボゴムの代表作といえば「応答せよ1988」なのですが、
それを超えたかなと思っています。
チェ・テクよりヤン・グァンシクですね!
IUさんは、エスンとクムミョンの2役で出ずっぱりでした。
2役ともとても魅力的で代表作になるだろうと思うのですが、
私の中では、イ・ジアン(私のおじさん)は超えなかったかな。
若い時と中年以降という時間の経過で、
周りの助演さんは同じ役者さんが年をとる演技をするなかで、
主演の二人は役者さんが変わります。
それが、本当に同一人物を演じているように違和感ないのが
すばらしかったです。特にパク・ヘジュンさん!
監督のキム・ウォンソクさんが、
今回の俳優さんは、とにかく善良な人に依頼した
ということを言っていました。
善良だ:착하다 チャカダ
パク・ヘジュンさんというと、
「夫婦の世界」のイ・テオ
사랑에 빠진 게 죄는 아니잖아!
恋に落ちるのは罪じゃないんじゃないか!
不倫男のイメージが強いのですが、
「私のおじさん」では、
世捨て人のストイックなお坊さんでした。
素のパク・ヘジュンさんは、とても
착한 사람:善良な人だそうです。
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ファンタジーとリアル
1960年代から2020年代までを、
当時の時代背景を忠実に再現して生かして表現していました。
エスンが父親の実家で礼遇される家父長制やら
結婚をめぐる女性への風当たりやら
女性の生きづらさと
それに男の夫が立ち向かった
という感動なのですが、
ヤン・グァンシクはファンタジーですね。
憎まれ役のプ・サンギルは、
金持ち風を吹かせて、立場が下のものを足蹴にし、
女性を「無料の家政婦」呼ばわりし、
何かというと「誰が食わせてやっているんだ」と怒鳴る。
プ・サンギルはリアルでしたね。
1960年代ころからのサラリーマンと専業主婦のもとに
育った私は、
誰が食わせてやっているんだ
誰のおかげで~~ができるんだ
というセリフ、よく耳にしたものです。
プ・サンギルを演じたチェ・デフンさん、
ものすごく悪役の人物を、
憎み切れないろくでなしに演じたのが、素晴らしいですね。
多くの人の「父親」が投影される役なので、
ただの悪い奴にはできないでしょうから。
プ・サンギルの口癖
학씨! クッソ!
この下品な口癖があまりに似合っていたので、
『おつかれさま』を語る韓国のレビュワーたちは、
プ・サンギルの本名ではなく、
학씨 아저씨 ハクシおじさん
と呼んでいました。
実際に학(郝)という氏があるので
郝さんのおじさん
の意味にもなります。
印象的な場面や、脚本家さんについてなど
感想の続きをまた書きたいです。
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コメント
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イ・ジアンが繰り返し聴いていた「착하다」ですね
津木田さま!
そうです!そうです!
私も、録音されたドンフンの声で脳内再生されます。
パク・ヘジュンや、パク・ドンウン役人とか、重なっている役者さんもいて、
「おつかれさま」見ながら「私のおじさん」思い出しますね。