ネットフリックス『君は天国でも美しい』途中から迷走?最後まで見ての感想

ソン・ソックさんの『君は天国でも美しい』、全12話が終わりました。俳優さんたちの名演技は毎度のことながら素晴らしかったのですが、いくつか残念な点もありました。
ドラマ『君は天国でも美しい』が始まった時の期待
韓国での視聴率は、5~6%くらいを行き来し、
クライマックスの11話で7%、最終回は8%を超えて、
そこそこ好評だったと言えます。
『君は天国でも美しい』よかった点
主人公のキム・ヘスク、
天国では自分の好きな年齢を選べるのに、死亡時の80歳を選んでしまいました。
キム・ヘスクを演じたキム・ヘジャさん
リアルでも御年83歳です。
でも、本当にチャーミングで、
ヘスクの80歳でも少女のようなかわいらしさは、
キム・ヘジャさんが演じたからこそ、という感じでした。
そして私はソン・ソックさん見たさにドラマを見続けていたのですが、
途中から、この人の魅力に嵌りました。
牧師役を演じたリュ・ドクファさん。
天国では青年の姿ですが、
中身は5歳で死んでしまった子どもそのままで、
すねたり、だだをこねたり、
という子供っぽさがとても似あっていました。
『君は天国でも美しい』残念だった点
その1:なぜソミの姿に誰も気がつかない?
ハン・ジミンさんが演じる「ソミ」の正体は??
というをめぐって、視聴者の間で(ドラマリビュアーの間で)
推理合戦が繰り広げられました。
結論は・・・
内容的には納得、設定的には???
でした。
何よりお姑さんが登場したのに、なぜ気がつかない?
ヨンエと同じクセがあったのはなぜ?
など、設定的に無理があったと思います。
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その2:ナレーションボタンはどこへいった?
前にも書きましたが、
ドラマ前半で、一番の笑いポイントだった
心の声を代弁するナレーションボタン
が、途中から消えてしまいました。
状況が深刻になってきて、正直、視聴者も
ナレーションボタンの存在を忘れていましたが。
その3:ウノのその後が見たかったです。
牧師さんが転生後に、幸せに暮らしている姿、
ヘスクとご縁のあるところにいたのかとか、
ちょっと見せてくれてもよかったのに。
その4:輪廻転生って、仏教思想では?
このドラマの設定は、
「転生」のために
前世で抱えた「カルマ」を「天国」で整理する
なのですが、
転生とかカルマというのは、仏教やヒンドゥー教で、
天国というのはキリスト教です。
ドラマの設定だから、各種宗教をとりまぜるのはいいけれど、
ウノ=牧師が転生するって・・・?
もっとも、ウノをお坊さんにすると
仏教ドラマになってしまうのか。
その5:ラストは若干、蛇足?
最大のクライマックスは11話でした。
だから最終回では、
転生までと転生後をコミカルに描いてハッピーエンド
と予想していました。
内容はその通りでしたが、
23回も夫婦だったから、24回目は別の人生を
という選択の理由が
ナクジュンがヘスクに負い目を感じ続けてきたから
でした。
でも、結局25回目はお互いを選んで終わり?
(最後の若い男女はナクジュンとヘスク?)
24回目にナクジュンなしの人生を選んだ理由も
25回目にやっぱりナクジュンになった理由も
いずれも今一つ説得力なかったような。
11話で終わってもよかったかな
というのが最後まで見終わっての感想でした。
いろいろ不満はありましたが、
天国を舞台にする設定は難しいということでしょう。
深い深い夫婦の愛の物語
の部分では、とても泣けるドラマでした。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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