『悪霊狩猟団:カウンターズ2カウンターパンチ』シーズン1より面白くない理由
『悪霊狩猟団:カウンターズ』がシーズン1から3年後に戻ってきました。シーズン1がとても面白かったので、待ちに待ったシーズン2です。
『悪霊狩猟団:カウンターズ2カウンターパンチ』
原題:경이로은 소문2:카운터 펀치(驚異的なソムン2:カウンターパンチ)
キャスト
소문 ソムン:조병규 チョ・ビョンギュ
가모탁 カ・モタク:유준상 ユ・ジュンサン
도하나 ト・ハナ:김세정 キム・セジョン
추매옥 チュ・メオク:염혜란 ヨム・ヘラン
ここまでシーズン1と同じレギュラー陣です。
シーズン制の場合、レギュラーメンバーが変わらず出演するというのは、
スケジュールとか出演料とか、条件が合うかどうか、難しそうです。
『悪霊狩猟団』でも、
ソムン役のチョ・ビョンギュが、シーズン1終了後に、
学生時代にいじめの加害者だった、という暴露がありました。
その暴露が、本当なのかフェイクなのかの確認がとれず、
その後、なんとなくチョ・ビョンギュに味方する報道の流れがあり、
シーズン2に、無事出演できました。
チュ・メオク役のヨム・ヘランさんは、すでに定評ある女優さんですが、
シーズン1の後に「ザ・グローリー」でさらにすごい演技をみせてくれたので、
出演料もさらに上がっているんじゃないかなーと思いますが、
シーズン2に、無事出演してくれました。
ト・ハナ役のキム・セジョンさんも
シーズン1の後に「社内お見合い」のシン・ハリ役がかわいかったので、
スケジュール調整も難しかったことでしょう。
などなど考えると、よくも同じメンバーがそろったなあ、
ありがたいなあ、と思ったのです。
シーズン2の残念な点
『悪霊狩猟団:カウンターズ」シーズン1は、とても面白かったです。
カウンターズは、
一度死にかけた人が、この世とあの世の狭間「ユン」の人の力を得て、
怪力や、ケガを直す力や、悪霊を察知する能力などを得ます。
シーズン2ではカウンターズの「一度死にかけた」事情が描かれ、
今もそのトラウマを抱えていたりもします。
シーズン1は、ソムンがカウンターになるところから始まります。
普通の人が悪霊になってしまうこと、悪霊と戦う意味などを、
理解しながら、ソムン自身の「人間の成長」が描かれていました。
シーズン2では、
カウンターズの、背景がほとんど描かれませんでした。
カ・モタクは、事件捜査の途中で死にかけたという口惜しさが描かれず、
ただのギャグ担当の変なおじさんになってしまったし、
ト・ハナは、父親の会社が叔父に乗っ取られて一家心中…という過去があります。
それで人間不信になったのに、シーズン2では恋愛担当でした。
何より、ソムンがシーズン2では、完全に成長しきっていて、
カウンターズの中でも完全無欠なリーダーになっていました。
カウンターとしての力も底知れず、
人の善を信じる力も最強で、
ソムンの人間味というか、面白味がなくなってしまいました。
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シーズン1でも脚本家交代事件
シーズン2が残念だった原因は、脚本家かなと思います。
シーズン1で脚本家交代劇が話題になりました。
1話から12話:ヨ・ジナ
13話:ユ・ソンドン
14話から16話:キム・セボム
ヨ・ジナさんと製作側で、終盤に向けての方向性について意見が合わなかったそうです。
13話を担当したユ・ソンドンさんは、このドラマの演出家です。
この13話、「結界を作る杖」が突然でてきたり、本当に評判悪かったですね。
14話から脚本を担当したキム・セボムさんが、13話で起きた混乱を上手に収束して、
無事16話まで高視聴率を維持した、と言われています。
ただ、キム・セボムさんは前半を担当していないので、
シーズン1で描かれたカウンターズの背景が無視されているうえ、
全体的にギャグ要素が強くなり、シーズン1と別作品じゃないか?
という印象を持ちました。
タイトルについて
原題は、
경이로운 소문
驚異的なソムン
これがなぜ「悪霊狩猟団」に…。
だから、
악귀를 잡다
直訳は「悪鬼を捕まえる」が、
意訳で「悪霊を狩る」になっています。
カウンターたちは悪霊を「召喚」して人間を助けるので、
「狩る」というと命まで奪うイメージがして、
ちょっと違うかな、と思います。
シーズン2の最終回で、
世界のカウンターたちのレベルを上げるために
ソムンが海外派遣されます。
旅立ち前に心配する仲間たちに、ソムンが
저 경이로운 소문이잖아요.
僕、驚異的なソムンじゃないですか。
とタイトルがずばりセリフになっているのですが、
日本語タイトルが「悪霊狩猟団」なので、
このセリフの「驚異的」が若干唐突に感じます。
あれこれ、シーズン2への不満を吐き出しましたが、
それでも、全12話完走しました。
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