『良くも、悪くも、だって母親』最後まで見ての感想
仕事がひと段落ついたので、『良くも、悪くも、だって母親』見ました。とにかく、豪華俳優陣の演技が良かったですね。ストーリーは「これでもか！」というくらい泣かせにくるのが、過剰なほどでした。
『良くも、悪くも、だって母親』
原題は나쁜엄마（悪い母親）
邦題がよくない！という声が多かったですね。
나쁜엄마の直訳でよかったのに、という意見が多く、私もそれに賛同します。
チェ・ガンホ：イ・ドヒョン
チン・ヨンスン：ラ・ミラン
イ・ミジュ：アン・ウンジン
「グローリー」のユン・ヨジョン先生と、
「応答せよ1988」のお母さんと、
「賢い医師生活」のチュチュ、
今を時めくホットな俳優さんたちが主演していて、
物語の舞台である田舎町の村人たちに、
「キングメーカー」の悪役ソン会長
「シンソンハン弁護士」のラーメン屋さんが、
180度イメージ異なる演技を見せてくれています。
とにかく贅沢なドラマです。
あらすじ
ヨンスンは、悪徳起業家に夫を殺されたのに警察に相手にされず、
悔しい思いをする。
社会に相手にされないのは、力がないからだと思ったヨンスンは、
子どもを社会的に成功させるためにスパルタ教育をする。
ヨンスンの希望通り、息子ガンホは検事として成功するが、事故で、
知能が7歳児になってしまう。
復讐ものではないヒーリングドラマ
ガンホは、検事になったことで、
父親を殺したのがソン・ウビョクで、
それに加担したのがオ・テス
ということを知り、復讐を計画します。
この時点で、私の関心は、
復讐のプロセスと、復讐の成功カタルシスを
期待してしまいました。
だから、なかなか始まらない復讐にイライラしてしまったのですが、
そもそも、このドラマの概要は番組ホームページによると、
세상의 모든 엄마는 나쁘다
世の中の全ての母親は悪い
子どものためがむしゃらに悪い母親になるしかなかったヨンスンと
突然、子どもになってしまった息子ガンホが、
親子関係を回復させていくという感動のヒーリングコメディ
そうなんです、このドラマは、
힐링 코미디
ヒーリングコメディ
なんですね。
つまり、物語の中心は、
復讐ではなくて、親子関係
最近、「財閥家の末息子」やら「クイーンメイカー」やら「模範タクシー」やら、
とにかく復讐ものばかり見ていたので、
ついつい、目が復讐を追ってしまいました。
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母親を襲う不幸
母親ヨンスンは、
早くに両親と弟を事故で亡くし、
夫は殺され、
息子は事故で下半身まひ、
そんな中で、自身は胃癌の末期と宣告され、
さらに口蹄疫で豚農場閉鎖・・・
度重なる苦難にも、ひたすら息子のために身を削る母親、
という設定に、見ていて辛くなるほどです。
しかも、苦難の母親ヨンスンは、
내가 망가지면서 하는 복수는 복수가 아니야.
自分がつぶれてしまう復讐は復讐じゃない。
진짜 복수는 복수하려는 이유조차 생각 안 날만큼
本当の復讐はその理由さえ思い出せないくらいに
깨끗하게 잊고 보란 듯이 잘 사는 거야
きれいに忘れて、幸せに暮らすこと
と言って、ガンホの復讐を妨害します。
ヨンスンの主張に、基本的に同意なのですが、
やっぱり、悪者をこらしめてほしい。
最終回、やっと悪者が捕まりましたが、
ガンホは検事として、
違法行為を犯した人間に法の裁きを受けさせた、
という感じで、期待したカタルシスは、それほどありません。
最終回、復讐要素の比重は少なく、
和解と癒しがメインテーマだと思い出させてくれました。
ガンホとミジュの恋人物語も相性よかったし、
ミジュの双子も、本当にかわいらしくて、
復讐モノと勘違いさえしなければ、
ヒーリングコメディーとして十分に満足する作品でした。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように！
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