ネットフリックス『トランク』原作との大きな相違点
ネットフリックスオリジナルの『トランク』、前8話をいっぺんに公開するスタイル、仕事や生活に支障となるのでやめてほしいです笑 自制心を絞り出して、3日かけて完走しました。
ドラマ『トランク』
2024年11月29日公開 ネットフリックス
キャスト
ノ・インジ:ソ・ヒョンジン
(契約結婚斡旋会社の社員)
ハン・ジョンウォン:コンユ
(作曲家。父親の暴力によって母親を失う)
あらすじ
ジョンウォンは離婚した妻を諦めらない。
元妻が「1年間の契約結婚を満了したら、もう一度一緒に暮らす」
と言い、ジョンウォンの元に、ノ・インジを送り込む。
心に傷を抱えるジョンウォンは、次第にインジに心を許すようになる。
一方のインジは、オム・テソンのストーカー行為に苦しんでいた。
予告編はこちら。
ノ・インジの超高級スーツケースが湖に沈んでいくようすで
ドラマが始まります。
そして、
ジョンウォンとノ・インジによる契約結婚のようすと、
湖で発見された死体の捜査のようすが、
並行して映されます。
最初は、誰が殺されたのか??
と疑い、
死体の正体が明かされると、
今度は、誰が殺したのか??
と気になります。
前半は、ジョンウォンが薬物依存症に苦しんでいて、
暗い場面が続きますが、
ノ・インジとの関係が好転してからは、いっき見てしまいました。
ユーチューブでのリビューを見ても、
原作より面白い
など、おおむね好評です。
原作から大幅に改変
原作は
キム・リョリョン作家の「トランク」。
映画にもなった「ワンドゥギ」の作家さんです。
原作小説では
既存の「結婚」に縛られない人間関係
がテーマだそうです(私は読んでいません)
原作小説とドラマの一番大きな違いは、
ノ・インジと親友シジョンの関係です。
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ドラマでは、シジョンの比重がとても小さくなっていました。
シジョンは
私がインジを守る
インジだけが家族
と、インジとの絆を強調するわりには、
インジはシジョンを便利に使っている?くらいの印象。
原作では、
シジョンとヘヨンが恋人だったけれど(女性同士です)
シジョンがインジを愛するようになってしまい、
ヘヨンが自ら命を絶ってしまいます。
オム・テソンの問題が片付いた後に、
シジョンはインジに、
ヘヨンがなぜ自死したのか、
自分がインジを10年以上愛していること
を告白します。
インジは、
親友たちの悩みに気づかなかったこと
シジョンの気持ちに応えられないこと
を申し訳なく思います。
そしてラストはドラマとまったく違って、
インジは、シジョンの愛を受け入れられなくても、
シジョンとの生活を選びます。
インジの婚約者がバイセクシュアルだったり、
原作は、同性愛にかなり踏み込んだ内容なようです。
未だ、社会に受け入れられない愛のカタチに苦しむ人々が、早く幸せになるように
という願いが込められているのでしょう。
ドラマでは、この分部が完全に薄められ、
主人公ふたりが、トラウマを克服して愛を成就する
というプロセスに集中することで、
原作より面白い
という評価を得るほど、成功したわけですが、
同性愛を正面から描くことを諦めた、
という選択は、ちょっと残念に思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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