【韓国語の基礎①】ハングルという文字のしくみ

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日本語では「ひらがな」「カタカナ」という文字を使いますが、
韓国語では「ハングル」という文字を使います。

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ハングルは母音と子音のくみあわせでできています。
左右・上下の組み合わせがあります。
こんな感じ。

赤が子音で、青が母音です。
sikumi1

母音と子音をローマ字に置き換えれば、すぐに読めるようになります。
sikumi2

子音と母音の、その下にさらに子音がくっつくことがあります。これをパッチムといいます。
sikumi3

ローマ字におきかえてみましょう。
sikumi4

子音の種類と母音の種類を覚えれば、あっという間に読めるようになります。
では、母音からいきましょう。

基本の母音

韓国語の母音は21あるといいますが、
基本の母音を6つ覚えれば、あとは「おまけ」で覚えられます。

ㅏ   ㅓ   ㅗ   ㅜ   ㅡ   ㅣ

韓国語の文字は、「母音と子音の組み合わせ」なので、
母音だけで書くことはありません。
母音だけの発音を書くときは、「ゼロの子音」と組み合わせます。

 日本語の「あ」とほぼ同じ
 「あ」の口で「お」(広い「お」と言います)
 口をすぼめて「お」(狭い「お」と言います)☆母音は下に
 口をすぼめて「う」(狭い「う」と言います)☆母音は下に
 「い」の口で「う」(広い「う」と言います)☆母音は下に
 日本語の「い」とほぼ同じ

「お」と「う」が二つずつあります。
狭い「お」と「う」は思い切り口をとんがらがせてください。
広い「う」は思い切り口を横に引っ張りましょう。
日本語の「お」は広い「お」に聞こえる場合が多いようです。


単母音

「あいうえお」の「え」は、

を組み合わせた
を組み合わせた

これもふたつあります。
このふたつと、上の基本の母音6つをあわせた8個が「単母音」です。

も日本語の「え」の音に近く、
昔は区別して発音していたらしいのですが、
今はほぼ同じ音です。
ただ、文字が違うのですから、違う意味の単語になります。

で、
同じ発音でも文字も意味も違います。
「あめ」で「雨」と「飴」があります、というのと似ていますね。

ところで、「あ」と「い」を合わせても「え」にならない!と思うかもしれませんが、次の日本語を見てください。

うまい umai  ⇒ うめー ume
ながい nagai ⇒ なげー nage

日本語でも「あ」+「い」は「え」になるんです。
ちょっとヤンキーですが。

では「お」と「い」を合わせてみましょう。

おそい osoi ⇒ おせー ose
かっこいい kakkoi ⇒ かっけー kakke

読んでみましょう

最初の「母音と子音の組み合わせ」に出てきた子音を思い出してみましょう。

ㄴ(n)  ㅁ(m)  ㅅ(s)  ㄹ(l)  ㅇ(ゼロ)

これらに、母音をつけてみますので、読んでみましょう。

사우나

나라

모래

ローマ字に置き換えてみます。

사우나 sa-u-na     サウナ
나라    na-la   国
모래      mo-le    砂

「サウナ」は音だけでも意味が分かりますね。

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