映画『マンハント』日中韓のチラシを比較しながら
ハ・ジウォンの弟さんが亡くなったニュースで、「ハ・ジウォンは映画『マンハント』の宣伝に出られなくなった」と言っていたのを見て『マンハント』という映画の存在を知りました。
キャストとあらすじ
2018年2月公開
写真をクリックすると公式HPに飛びます。
監督:ジョン・ウー
(「レッドクリフ」や「男たちの挽歌」の監督)
チャン・ハンユー:ドゥ・チウ
(殺人の濡れ衣着せられる弁護士)
福山雅治:矢村聡
(冷血そうに見える刑事)
チー・ウェイ:遠波真由美
(製薬会社勤務だった婚約者を失った女性)
ハ・ジウォン:レイン
(製薬会社所属の殺し屋)
國村隼:酒井義廣
(製薬会社の会長)
あらすじ
製薬会社の顧問弁護士をつとめる男ドゥ・チウは、パーティの翌朝、死体の横で目を覚ます。突然、殺人犯に仕立て上げれ、やむを得ず逃亡を図る。刑事・矢村は、何度もドゥ・チウを取り逃がすが、次第にドゥ・チウの無実を確信する。そしてともに製薬会社の違法行為を調べ始め・・・。
予告編
有名監督に有名俳優
ジョン・ウー監督は、『レッドクリフ』を見ています。格好良くて印象的でした。それより、韓国ドラマを見るようになってからは、『男たちの挽歌』(韓国語タイトル:英雄本色영웅본색)の監督という印象の方が強くなりました。
『応答せよ1988』でもテレビに映っていましたし、『相続者たち』でもキャンプでパロディしていましたし。
ハ・ジウォンは、最近見ていませんが『シークレット・ガーデン』で十分に魅力を知っていますし、福山雅治は特にファンではありませんが『ガリレオ』シリーズでその格好良さは知っています。
とりあえず、見てみようかなと思わせる話題性は十分です。
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中国のチラシ
日本のHPの写真と、えらく雰囲気が違います。
ジョン・ウー監督といえば、「白い鳩」なんだそうです。
予告編にも白い鳩の場面が出ていますね。
白い鳩、二丁拳銃、ストップモーションが、
ジョン・ウー監督の決まり事らしいです。たしかに3つともありました。
1976年高倉健さん主演の『君よ憤怒の河を渉れ』という映画のリメイクだからか、外国の監督さんと舞台の大阪という組み合わせのせいか、なんだか現実離れした不自然な感じ。
ジョン・ウー監督のファンは「過去作を切り貼りしただけ」と手厳しい評価でした。
日本のチラシ
もう一人の主人公を演じたチャン・ハンユーという俳優さん、格好良かったです。
あれだけ雨あられの銃弾を浴びせられながら、福山雅治とチャン・ハンユーは決して死にません。福山は刑事ですが、チャンは弁護士なのに。
途中から、これはマンガだと思わずにはいられないほどの、不死身っぷりでした。
韓国のチラシ
当然、ハ・ジウォンがはいります。
でも、ハ・ジウォンを出したくて無理やり作った役?というくらい重要度が低いというか、他の登場人物との絡みも少なくて、残念でした。
そんなわけで韓国では興行的にも振るわなかったようです。
ハ・ジウォンは、2016年の『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛』、2014年『朝鮮美女三銃士』と、なかなかヒット作にならず、今回の『マンハント』も不評で、失敗続きと言われています。
でも、ドラマ『病院船』は二けたの視聴率がとれたのでよかったです。
天神製薬の新薬
これは余計な話しなのですが、天神製薬が開発していたのは、人間に投与すると怪力をもち、本人の意志に関係なく他人を攻撃するようになる、という「人間兵器」を作る薬でした。
これって・・・バナナフィッシュ?
私がこよなく愛するマンガの「バナナフィッシュ」(吉田秋生)も、同じような薬をめぐるお話です。
映画『マンハント』の原作「君よ憤怒の河を渉れ」(1974年の小説、1976年映画化)を知らないので、もともとどういう新薬なのかわかりませんが、まあ、「外国に売ってお金になる薬」といったら、発想するものは同じなのでしょうか。
そんなわけで、「バナナフィッシュ」が読みたくなる映画でした(笑)。
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皆さまの韓国語の勉強に少しでもお役にたちますように!
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