『力の強い女 カン・ナムスン』コメディの中にも強いメッセージが込められているドラマ

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ネットフリックスで公開中の『力の強い女カン・ナムスン』が面白いです。「また、超能力かぁ」と、あまり期待しないで見始めましたが、最近一番楽しみにしてみています。

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『力の強い女 カン・ナムスン』

2023年10月7日から11月26日までJTBCで放送
全16話の予定です。

2017年のドラマ『力の強い女ド・ボンスン』(パク・ボヨン主演)
というドラマがありました。

このボンスンの親戚である、カン・ナムスンが主人公です。
怪力の持ち主であるナムスンと、その母、祖母が、
江南地区で起きている麻薬犯罪と戦う物語です。

予告編はこちら

原題は
힘쎈여자 강남순(力が強い女カン・ナムスン)
そのまんまです。

「力がつよい」の韓国語は
힘이(力が) 세다(強い)

原題ではとなっていますが、これは
形容詞쎄다(強い)の連体形です。

쎄다は、세다(強い)の方言で、
その地方ではない人々も、
세다(セダ)を強調して쎄다(ッセダ)と発音することが多いです。

基本的にはコメディですが

『力の強い女 カン・ナムスン』の魅力は、
想像を超える怪力ぶりで、完全コメディーとして楽しめること
ナムスン親子がぶれずに正義を押し通すこと

つまり、まったくストレスを感じずに見ていられるのです。

身近に迫っている麻薬犯罪

そしてコメディーでありながらも、
ストーリーが「麻薬犯罪との闘い」であるように、
最近の社会問題を扱っていることも「見どころ」になっています。

今年(2023年)だけでも、
유아인(ユ・アイン)
이성균(イ・ソンギュン)
という、トップスター俳優が薬物使用でニュースになりました。
(イ・ソンギュン氏は現時点で捜査中)

『力の強い女 カン・ナムスン』の予告編10秒あたりから、

字幕:麻薬が蔓延している。傍観できないわ。

セリフ:이럴 수는 없는 거야
こうしていることはできないわ

더 이상 한국은 마약 청정국이 아니야
これ以上韓国は麻薬清浄国ではないわ

마약 청정국:麻薬清浄国
聞きなれない言葉です。

昨年(2022年)に法務省の報道資料で登場したそうです。

人口10万人当たりの麻薬事犯20人、
人口5千万人基準では1万人以下の国家を
麻薬清浄国という。
韓国ではすでに1万人を超えており、麻薬清浄国の地位を失った。

という内容でした。

『力の強い女 カン・ナムスン』は、
韓国内での麻薬問題の深刻さを具体的に描いて、
麻薬に対して当然ながら「絶対にNO!」の立場を表しています。

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偏見や先入観を壊す

タイトルの「力の強い女」・・・文字通りの怪力を持った女性なのですが、
女性が力を持つというフィクションを通じて、
現実の社会で女性が置かれている対場があぶり出されます。

男性主人公が「警察官」という「強い」男性なのですが、
ナムスンが彼を「守ってあげる」と言います。
そして実際に、ナムスンが彼を「お姫様抱っこ」する場面まで!

強い男性に守ってもらうのが女性の幸せ
という従来の価値観をひっくり返してくれます。

立場が弱い相手へのパワハラに対しても、
怪力を持てば、爽快にやり返すこともできます。

「力がない」だけで、パワハラの犠牲になってしまう
という口惜しさを嚙み締めます。

そしてナムスンの母親がお金持ちなので、
ナムスンに成りすまして財産を狙ったファジャ。

「悪役」なので、どこかで爽快にやり返されるだろうと期待しましたが、
「悪役」の見た目で判断してはいけない、と、
ナムスンの母親は、「更生できる」と断言します。

「力が強い」の程度が、マーベル並みのレベルなので、
まったく現実味はありませんが、
これだけの力があれば、世の中を変えられる
という、非常に前向きな気持ちになれるドラマです。

最近のドラマでは、
前半とても面白くて、後半で失速・・・
というのがいくつかあったので、

『力の強い女 カン・ナムスン』は
最後まで今の好調を保ってほしいです。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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