『ミセン』でも使われていた왔다리 갔다리(ワッタリカッタリ)行ったり来たり

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韓国語の学習にドラマはとてもためになると思うのですが、ヘンな表現もまざっています。

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『ミセン』第17話

この回、とても好きです。
ソン次長が倒れて、ベトナムの案件の報告書をオ次長が代わりに作ってあげるのですが、新人4人組を手伝いによびつけ、徹夜作業をします。
自分の若いころを思い出して、雑魚寝する4人の写真をとり、
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本人たちに写メを送って、嫌がられるという…。
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너희들의 뜨거웠던 오늘을 기억하라
お前たちの熱き今日を忘れるな。

新人時代の熱き日々に盛り上がっていたのはオ次長だけで、
当の新人たちは、写メを即刻、削除、削除・・・。

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悩む上司たち

ソン次長は、部下の裏切りやら仕事と家庭の両立やら、
オ次長は、専務から依頼のあったキナ臭い仕事を受けるべきかどうか、
悩みの深いオ次長のひとこと。
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字幕:いろいろ迷うから人生楽しいんだ。
セリフ:왔다리 갔다리 그게 사는 맛이지.
行ったり来たりするのが人生の味わいだろう。

「使わないようにしましょう」

日本語の「行ったり来たり」と韓国語の왔다 갔다の合成だというのは、音の感覚で察しがつきます。ドラマにも使われいるように、一般的に認知されているようですが、やはりあまり好まれてはいないようです。

2015年6月20日の中央日報の記事です。

セウォル号事件に続き、MERSへの対応など、政府の無能ぶりに失望している国民も多い。MERSの対策や事実確認作業が行ったり来たり왔다리 갔다리)して、初動の失敗で、防疫網に穴があいた。流言飛語までとびだすなど、実際のウイルスより影響が大きかった。

仕事の方向性が定まらずあちこち迷う、などの意味で「行ったり来たりする(왔다리 갔다리 하다)と言うことがあるが、間違った表現だ。「事実確認作業がいったりきたりするので(왔다리 갔다리 하면서)」のように使ってはならない。「왔다 갔다 하면서」と言うべきだ。

왔다리 갔다리 하다」は、韓国語と日本語がくっついた国籍不明の表現だ。動詞오다(来る)と가다(行く)の過去形である왔다(来た)と갔다(行った)のうしろに、日本語の接続助詞「たり」がくっついた形だ。日本でこの接続助詞は、似た種類の動作が続いて起こるときに使うが、これが韓国語の動詞と奇形的に組み合わさったわけだ

正しい表現は「왔다 갔다 하다」である。「왔‐」と「갔-」のうしろにつく-다」は「-다가」の縮約形で、二つ以上の事実がかわるがわるおきることを表す連結語尾だ。
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ソウルでの留学生時代、「飲みに行こう」を「マシりに行こう」と言っていました。「飲む」の마시다(マシダ)と日本語を組み合わせたチャンポン語です。
語順が同じで、動詞の活用も似ているので、こういうことができてしまうんですね。

「言葉の乱れだ!」と目くじら立てるのもどうかと思いますが、「間違った使い方」であることは知っておいた方がいいですね。

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